牛の種類に詳しくなくても “黒毛和牛” と聞いたら、多くの人は「超いいヤツね」「高級牛でしょ?」とイメージが沸くハズだ。有名な黒毛和牛といえば、神戸牛・飛騨牛・宮崎牛などが挙げられるが、どちらにせよ庶民の口には なかなか入る代物ではない。
今回の「最強ハンバーガー決定戦」は、そんな黒毛和牛100%で作られたパティが自慢の、東京は恵比須『ブラッカウズ』をご紹介したい。ハンバーガーショップは数多いが、同店は黒毛和牛100%のパティが食べられる数少ないお店である。
・ヤザワミートのハンバーガーショップ
恵比寿駅から徒歩5分ほど。閑静な街の入り口にブラッカウズは店を構えている。実はこのブラッカウズ、最高級黒毛和牛の精肉卸会社「ヤザワミート」が手掛けるハンバーガーショップだ。
同社が手掛ける飲食店の中でも、特に有名なのはお弁当のミート矢澤。税込6980円の「シャトーブリアン弁当」は筆舌に尽くしがたい絶品との噂だから、嫌でもブラッカウズには大いに期待してしまう……。
・黄金比が最大のウリ
記者が到着したのは平日の12時頃。席は半分ほどが埋まっていた。注文したのは店員さんオススメの「ベーコンアボカドチーズバーガー」で、価格は税込み1950円だ。ハンバーガーショップの中でもかなり強気の価格設定だが、黒毛和牛ならば致し方あるまい……。
10分ほどで到着したハンバーガー、パッと見からパティが分厚い。さすが、黒毛和牛のハンバーガーである。ただ同店のホームページによると「主役はハンバーガーです。お口の中で全てが一体となったときの黄金比を感じていただけるかと思います」とあるから、肉をゴリ押ししているわけではないのだろう。
一口食べてみると、肉汁がほどよくあふれ出すいい焼き加減である。バンズもふっくらとした食感でベーコンの風味もイイ。特にタルタルソースは絶品だ。だが黒毛和牛ブランドに期待しすぎたのだろうか、肝心のパティからはそれほどの感動を得られなかった。
・もっと黒毛和牛を感じたい
おそらく、黒毛和牛を全面に出しすぎると “黄金比” が崩れてしまうため、バランスを考慮しているのだろう。だがその黄金比も、そもそもアボカドとベーコンの配置場所が違うなどして、最高のバランスとは言い難い。個人的な意見としては、もっと黒毛和牛のパンチが感じられるパティも食べてみたいと思った。
お店が言う通り、主役はパティではなくハンバーガーなので「黒毛和牛! 黒毛和牛!」とイメージして食べると若干落差はあるかもしれない。ただ先述の通り、黒毛和牛100%パティが食べられる数少ないお店なので、興味がある人はぜひ出かけてみてはいかがだろうか。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 ブラッカウズ(BLACOWS)
住所 東京都渋谷区恵比寿西2-11-9 東光ホワイトビル1F
時間 11:00~22:00
休日 無休
参考リンク:ブラッカウズ
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
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▼ハンバーガーの前。
▼後ろ。偶然かもしれないが、具のポジションが若干おかしかった。
▼添えつけは、フライドポテトとピクルス。
▼タルタルソースは絶品だった。もう少し黒毛和牛がガツンと来るパティが食べてみたい。