2016-08-19 17.34.36

身体に絵や文字を刻み込むアート、それが「タトゥー」である。日本でも最近ではファッションの一部として認識されるようになり、簡単に消すことの出来るシールでタトゥーを楽しむ若者も増えているという。

そんな中、肌に貼るだけで身体の一部をスマホやタブレットのタッチパッドとして使えるようにしてしまう、驚くべきタトゥーシールが登場して話題を呼んでいる。

・人の肌に様々な機能を追加

米国のマサチューセッツ工科大学の研究所「MIT Media Lab」とマイクロソフトの関連機関「Microsoft Research」が共同開発したそのタトゥーシールの名前は「デュオスキン(DuoSkin)」だ。

冒頭でお伝えした通り、このデュオスキンは肌に貼り付けることによって、身体の一部をスマホなどを操作するためのタッチパッドとして利用できるようになるほか、かざすだけで様々なデータを送受信できるようになる通信機能「NFC」を追加出来るという。

・シールは簡単に製作可能

シールの製作方法だが、まずはイラストレーターなどの一般的なグラフィック専用ソフトを使ってデザインし、続いてカッティングマシンにシールを自動的にカットさせれば、あとは肌に貼り付けるだけだ。

ちなみに、このシールの主な材料は金箔であるため加工が簡単で、誰でもメタリックな美しい装飾を身に付けられるという。動画では実際にタトゥーシールを作って貼り付ける様子を見ることが出来るが、確かに簡単そうだ。

・洋服などにも貼り付けられれば幅広い用途に使えそう

DuoSkinを作動させるための電源やスマホとの接続方法など、不明な点はまだあるが、9月にドイツで開催される「ウェアラブル・コンピューターズ国際シンポジウム2016」で改めてその内容が発表される予定とのこと。

もしも、このシールが肌だけでなく洋服などにも貼り付けられれば、より幅広い用途に使えるのではないだろうか。いずれにせよ、9月の発表を楽しみに待ちたい。

参照元:Vimeo
執筆:K.ナガハシ

▼「DuoSkin」の解説動画がこちら