現在絶賛テレワーク中の私(佐藤)は、いろいろなコワーキングスペースを渡り歩く、まさしくノマドワーカーである。生来、人の言うことを聞くのが苦手で、ひと処に縛られるのに抵抗を感じる性質なので、外で仕事するのは本当に快い。編集部で仕事しているよりも効率が上がっており、これからはテレワークだな! なんて、勝手に満足している次第だ。

だが、ひとつ問題が発生した。普段、マウスを使わずにタッチパッドでパソコンを操作しているのだが、タッチパッドがおかしくなってしまった。大のマウス嫌いだが、このままだと作業に支障を来す。仕方なく数年ぶりにマウスを使ってみたのだが……

・ノマドおじさんになる危険性

私が今のノートパソコンを使い始めたのはいつだったろうか? 記憶が正しければ、2015年からだと思う。すでに5年を経過しており、2017年には1度修理に出している。経過年数を考えれば、いつぶっ壊れてもおかしくない。それでも私のVAIO Zは一生懸命働いてくれている。しかしながら、ここ半年くらい、タッチパッドの感度がおかしい。少なくとも「右クリック」に相当する操作は、かなりパッドを押し込まないと反応しない状態だ。


修理に出したいところだが、代わりになるパソコンを持ち合わせていない。今、これが手元を離れると、ただコワーキングスペースを渡り歩くただの “ノマドおじさん” になってしまう。日中、外に仕事に行くフリをして、何もせずに帰ってくることになりかねない。


・名刺サイズの有線マウス

そこでやむなくマウスを買うことにした。ちなみに普段編集部では、タッチパッドのついたワイヤレスキーボードを愛用している。それを持ち歩いても良いが邪魔だ。かさばる。マウスを買うにしても、そもそも依存したくないので、できるだけ小さいモノを選んで購入した。株式会社ミヨシの「USBフラットマウス」税込1290円である。


有線ではあるが、とても小さくて薄い。名刺サイズに収まるところが気に入った。


私のパソコンの横にマウスが鎮座している姿を見るのは、いつぶりだろうか? 自宅にデスクトップパソコンがあったのが、最後のはずなので、ざっくり10年ぶりくらいになるとは思う。レノボの「Think Pad」シリーズを使うようになってから、「マウスなんていらんかったんや!」という境地に至り、それ以来は両手は常にキーボードの上に常駐している。


・どうしたら良いのか……

実際に使ってみると、まず久しぶりの感触に懐かしさがこみ上げる。机の上を前に後ろに動かすさまは、まさにネズミのようじゃないか。パソコンを作り出した人は、うまいこと命名したもんだな! ……なんて感心するのも一瞬で、キーボードから手を放してマウスを操作し、またキーボードに戻るその動作が面倒くさい……。


気がつけば、感度の悪いタッチパッドに手の置き場が戻っている。「こっちの方が早いで」と身体が訴えているようじゃないか。これは困った。どっちつかずではないか。

いずれ慣れると思いながら、マウスを使うべきか。それとも、操作性を犠牲にして、扱いにくいタッチパッドをこのまま使うべきか。いっそ、パソコンごと買い替えるべきなのか。新境地を切り開く意味で、トラックボールを買うという選択肢もある。皆さんは、マウスという存在とどう向き合っているのか、気になる。いずれにしても、私の迷走は続きそうだ……。とにかく、私がパソコンを放り出して、街を彷徨うノマドおじさんにならないことを願うばかりだ。

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24