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世界一臭い食べ物といえば、シュールストレミングである。塩漬けにしたニシンの缶詰なのだが、これを食べた匂いを消すことはできるのか? 以前の記事で、ニンニク1個 + おろし生ニンニクチューブ1本とブレスケアを一緒に食べたところ、ブレスケアが勝利した。つまりニンニク臭を消すことに成功したのだ。

では、シュールストレミングとブレスケアを一緒に食べたら、どうなるのか? 実際に試してみたところ、想像を絶する結果となったーーッ!!

・4年放置したシュールストレミング

今回対決に用いたのは、当編集部の冷蔵庫に放置されていたシュールストレミングだ。2012年頃に購入した代物で、かれこれ4年は放ったらかしにされていた、年代モノの逸品である。放置されていたシュールストレミングは、缶内にたまったガスの圧力でパンパンに膨らみ、缶がいびつな形になってしまっていた。

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・強力なブレスケア

相対するのは、ブレスケア史上最強の刺激を誇る「ブレスケア ストロングミント」と、「スピードブレスケア」の2品である。どちらも強力な力を持っていることは明らか。雌雄を決するのにふさわしい戦いである。

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ちなみにシュールストレミングは、缶からニシンの身を取り出して、軽く水洗いした。というのも、対決会場となった当編集部には、悪臭が充満しており、あまりの臭さに呼吸が困難になる事態を避けるためである。あらかじめ部屋には空気清浄器を3台設置しておいたのだが、それでもギリギリの状況だった。さて、シュールストレミングのうえにブレスケアを振りかけ、戦いの準備は整った。

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・匂いに敏感な男がジャッジ

今回ジャッジを行うのは、編集長のGO羽鳥である。羽鳥は、戦いに先立ち、シュールストレミングの匂いを嗅いでいる。一息嗅いだだけで、リバース一歩手前のリアクションを見せていた。匂いには相当敏感なようだ。

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・まずはそのまま食べてジャッジ

まずは、ジャッジの公平を期すために、ニシンの身をそのままで食べることに。

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そして食べた息を羽鳥に吹きかける。当然臭いはずであるが……。

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くせえええ! やっぱりくせええええ!! 口からドブ川の匂いがすーーーーッ!

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・いよいよ対決!

これで基準となる臭さはわかった。改めて、メインイベントだ。シュールストレミングにブレスケアをトッピングした、究極の食べ物を喰らう!

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あらかじめ断っておくが、この段階で相当な悪臭がしている。流れが淀みまくったドブ川の水面に、ギリギリまで顔を近づけていると考えてもらえばいい。

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これを喰らう! 私(佐藤)史上もっとも多い量のシュールストレミングに挑んだ! がんばれブレスケア!! 世界一の臭さを消してみろ!

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・フリーザ VS ベジータのような状態

口のなかは地獄だ……。猛烈な悪臭が鼻腔から抜けて行く、臭い! 臭すぎて息が出来なくなりそうだ。しかし噛むごとにブレスケアの活躍を感じることができる。強力なミントの香りが、悪臭を打ち消そうと必死になっている感じがする。だが、敵があまりにも強い。強すぎる。ベジータとフリーザが戦っている様子が脳裏をよぎった。分が悪いか……。

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・奇跡は起きるか!?

そしてジャッジ羽鳥に息を吹きかけてみると……。奇跡が起きた!?

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羽鳥「あれ? 匂わないかな?」、おお! ブレスケア善戦した。匂いは打ち消されたか!? しかし再度息を吹きかけると……。

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羽鳥「ううう……、イーブン(引き分け)……」。くーーーッ! 勝てんか!? シュールストレーミングには勝てんか!? 念のためにサンジュン記者にもジャッジをお願いすると。

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サンジュン「あれ?」、これはもしや、悪臭を感じなかったのか? 驚きの表情を浮かべている。

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もしやベジータ(ブレスケア)が、フリーザ(シュールストレミング)の力を凌駕したのか? 確認のためにもう一度息を吹きかけると……。

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サンジュン「あああああああああああ! くさいーーーー……」、絶叫しながらその場に崩れ落ちてしまった……。

・力及ばず……

結論、さすがのブレスケアでも、シュールストレミングには勝てなかった。かなり健闘したのだが、世界一臭い食べ物には力及ばずだった。悔しい……。ぜひ、小林製薬株式会社には、シュールストレミングの匂いさえも抑えるブレスケアを開発して欲しいと願う。

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

▼究極の対決の動画