6つの色が散りばめられ、カシャカシャ回して面を揃えるルービックキューブ。遠い昔にブームが過ぎ去ったと思いきや、世界最速を目指して「ルービックキューブ道」に励む人は数多い。
現在の世界記録は4.90秒で5秒の壁を打ち破ったことは凄まじい快挙なのだが、最近では機械による記録も続々と誕生している。つい先日、約1秒で面を完成させるマシンが登場したと思いきや、なんと0.887秒の世界記録が樹立された。
・ドイツ人が作ったマシン
新記録を樹立した上、ギネス記録にも認定されたのは、ドイツのAlbert Beerさん。ビール好きのドイツらしい名前はさておき、なんといっても注目すべきはそのマシン「Sub1」である。
・一瞬で完成
0.887秒なんてまばたきしているようなもの。本当に一瞬でルービックキューブ揃えることができるのか、ちょっと疑ってしまう。だが、論より証拠。動画「Fastest robot to solve a Rubik’s Cube – Guinness World Records」で確認してみると……
マ・ジ・で・速・い! カシャカシャと音が鳴ったかと思えばもう完成! 面もバッチリ揃っており、イカサマを疑う時間があれば出来上がっているレベルのスピードではないか。アルバートさん神! 「Sub1」も神!!
・記録は破られるためにある
あまりに一瞬すぎてスロー映像でも何が起きているのかわからないが、このルービックキューブは20手で完成させたとのこと。人類の手が届かない領域とは、まさにこのことだろう。
ただ、新記録が打ち立てられた一方で「記録は破られるためにある」とはよく聞く話。1秒を切るマシンができたのだから、近いうちに0.5秒でルービックキューブを完成させるマシンだって発明される日が来るかもしれない。