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日本は小さな島国。とは言っても、地域によって随分と文化や風習が違うものだ。たとえば、私(佐藤)の郷里島根県では、感染性の胃腸炎のこと「腸感冒(ちょうかんぼう)」というのだが、それが全国共通だと思っていた。どうやら違うらしいことを30歳を過ぎて知ることとなった。

北海道に行った時のこと、地下鉄の広告に不可解な文言を発見した。その広告を見ると、「北海道あるある」と書いてある。しかし道外の私にはさっぱり意味がわからない。皆さん、この意味わかる?

・地下鉄の広告に書かれていた言葉

「ごはんは、ソリ?」(北海道米LOVE 広告より引用)

広告には、父親とその子どもと思われる2人の姿がある。子どもが手に持っているのは、「ふっくりんこ」とう銘柄米の袋。それにヒモが付いている状態だ。

・道民の説明によると

道外出身の私には、この状況が良くわからない。「ごはん」と「ソリ」がどう結びつくのかわからない。この言葉が原因で、写真の意味もよくわからない。教えて北海道の人! ということで、在住のナガハシ記者によると、こういうことらしい。

ナガハシ「これは、空いたお米の袋に持ち手となるヒモをつけて、ソリとして遊ぶんですよ。僕も子どもの頃に、米袋のソリで遊びました。だから、北海道あるあるのひとつとして紹介しつつ、米をたくさん食べるとソリができるって意味が込められていると思いますよ」

なるほど。米袋をソリで使うことが当たり前でなければ、わからない広告。雪が積もらない、もしくはほとんど降らない地域の人にとってはまったくナゾではないだろうか。ちなみにナガハシ記者によると、子ども用のミニスキーも遊びの定番とのことだ。

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24