時に笑い時に泣き、いつだって私たちに新鮮な感動を与えてくれる漫画。私(中澤)が小学校高学年の頃は、世にいうジャンプ黄金期。『スラムダンク』や『ドラゴンボール』、『幽遊白書』など記憶にも記録にも残る名作が次々と生まれてきた時期だ。
そんな数々の名作の中でも、どうしても私が忘れられない漫画がある。いや、この漫画を忘れられないのは私だけではあるまい。当時のジャンプ読者の間で今も語り継がれる伝説のギャグ漫画……そう、漫☆画太郎先生作『珍遊記』だ。なんとこの度、この漫画が松山ケンイチさん主演で実写映画化されるという。
・あらすじ
天竺を目指して旅を続けていた坊主・玄奘は、偶然立ち寄った家のじじいとばばあに、天下の不良少年・山田太郎を更生させて欲しいと頼まれ、宝珠の力で恐るべき妖力を封印するが、嫌々ながら太郎を引き取り、何の因果か共に旅をすることに――果たして、彼らは無事に天竺まで辿り着くことが出来るのか(いや、出来ない!)?
・連載はわずか2年間
エクストリームな絵とギャグで知られる漫☆画太郎先生。本作はデビュー2作目にあたり、連載期間は1990年11月~1992年の約2年間。改めて見てみると、連載期間の短さに驚かされる。
それだけ私の記憶には、本作に頻繁に登場した鼻水とよだれだらけでキレる名もなき ばばあ の顔が強烈に刻みつけられている。これはもはや傷と言っても過言ではないだろう。
・主演 松山ケンイチ
そんな本作が実写化されるにあたり、主人公の山田太郎役に抜擢されたのが松山ケンイチさん。『デトロイト・メタル・シティー』のクラウザー様役や『デスノート』のL役など漫画実写化もたくさんこなしているので、漫☆画太郎先生天使のような笑顔と悪魔のようなキレ顔をどう表現するのか今から楽しみだ!
・ネットの声
まさかの実写映画化はネット民も衝撃を受けたようだ。以下がネットの声である。
「えええー!これ実写て!!松ケンて!」
「珍遊記実写化まじかよ!松ケンすげぇな!」
「マツケンほぼ全裸」
「絶対見にいく。」
「これ実写化しちゃダメだろw」
「あの伝説の漫画を映画化するのか!w」
「珍遊記映画化とか観るしかない……」
「珍遊記実写版てまぢかwww 」
「珍遊記がマツケン主演で実写化するそうで、取り敢えず今まで生きててよかったな、と思いました」
「脚本がおそ松さんの放送作家の松原さんなんだよなあ…珍遊記やばそうだなあ…」
・漫☆画太郎先生のコメント
最後に原作の漫☆画太郎先生のコメントをご紹介したい。
史上最低の糞映画にしろって言ったのに、
なんでこんなに面白くしたんだ バカヤローッ!!
◯◯の巨人の監督に撮り直させろーーッ!!!
──流石と言わざるをえない。珍遊記と松山ケンイチさんの出会いはケミストリーを起こすのか!? 漫画実写化が好きではない私もこればっかりは震えて待つ!