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生きていく上で必要なものとは何だろうか。おそらくほとんどの人がパッと思い浮かぶものは「衣・食・住」。俗に言う「生活する上で基本的な三大要素」である。だがしかし。

筆者(私)の中でのバロメーターは少しばかり違い、トイレのウォシュレットがないと生きていけない。三度の飯よりもウォシュレットが好き……というと語弊があるが、ウォシュレットはれっきとした「ルーティン」になっている。

・ウォシュレットとの出会い

三度の飯とウォシュレットを比較する時点で重症だが、まずはどれほどウォシュレットが私にとって不可欠な存在なのか簡単にお伝えしよう。初めてウォシュレットと出会ったのは、20年ほど前のことである。

・非の打ち所がないウォシュレット

小学生の頃に和式メインだった我が家のトイレに「洋式+ウォシュレット」が入団してきた。野球で例えるならば、北海道日本ハムファイターズの大谷翔平選手。即戦力である上、将来性もピカイチの新星が入ってきた訳だ。

もちろん期待するなという方が難しく、すぐさま先発起用。当初は和式を中継ぎ待機させる起用方法だったが、徐々にウォシュレットの完投型へシフトしていった。それからというもの、洋式便座に座っての二刀流は生きていく上で欠かせなくなった。

・共に歩んできた日々

もうおわかりだろう。雨の日も風の日も便のキレが悪い日も、ウォシュレットと共に過ごしてきた私は、もはやウォシュレットなしで生きていけなくなっていたのだ。しかしつい先日、これまでのトイレ人生を覆されるような出来事が起きた。

・絶対多数と思っていたウォシュレット派

4人でトイレ事情を語る機会があったのだが、あろうことか私以外は全員使用しない派だったのである。内心どうかしてるゼと思ったものの、「誰かが使ったあとのものなんて使えない」「水が出るところが汚そう」などといった意見はわからなくもなかった。

しかしながら、ウォシュレットがないと生きていけない人が多いのも事実。もし外出先で便意に襲われたら、ウォシュレットがついているスポットを優先的に選ぶ人も少なくないだろう。最近では大抵の場所で装備されているだけになおさらだ。

・ウォシュレットなしでは生きていけない

ウォシュレットなしのトイレを使うことは一生の不覚とさえ思っている私にとって、信じられない大事件であったが、何度考えてもウォシュレットなしの生活は考えられない。やはりこれからもウォシュレットと共に生きていく。

執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.