今からご紹介する話は全て真実である──。読み終えた後、「そんなハズはない」「ウソをつくな」と思われるかもしれないが、純度100%の事実に基づいた話だとはじめに宣言しておきたい。

これは私(P.K.サンジュン)の父、ヨシオさんの話である。つい先日、ふとしたことからトイレ掃除に使用する「トイレクイックル」の話題になった時のこと……。父は想像を絶するトイレクイックルの使い方をしていたと判明したのだ。

・父の性格

この話を語るうえで、まずは父の性格について触れなければならない。一言でいえば、父は超頑固──。頑固な人の平均を “1ガンコ” とするならば、低く見てもヨシオさんは75ガンコくらいの頑固者だ。

その頑固さは年を重ねるごとに増しており、まあ人の話を聞かない。厄介なのは「自分は我慢して人の意見にも耳を傾けるタイプ」だと勘違いしていることで、家族間でまれに勃発する大バトルの多くは “父の頑固さ” が原因である。

・キレイ好きでもある

そんな頑固者は、潔癖症まではいかないまでも重度のキレイ好きでもある。まだ私が幼い頃、父と一緒にお風呂に入る日曜日が楽しみでもあり怖くもあった。なぜなら父は、ナイロンタオルで皮膚を引き裂かんばかりに私の体を洗ってくるからだ。

冗談ではなく、歯磨きには今でも45分くらい費やしているし、休日は朝6時くらいから掃除機をかけ始める。しかもその “キレイ好き” は、超ド級の頑固さに支えられているので家族としても改善のしようがない。ヨシオさんはそういう人なのである。

・そして痔ろう

そんなヨシオさんは十数年来「痔ろう」に悩まされている。汚い話だが血が出るのはあたり前のようで、確か若い頃には手術もしているハズだ。つい最近「痔がまたひどくてな……」と父が口にしたことから、衝撃の事実は発覚した。

痔に悩む父に私はこういった。「ウォシュレットを使え」と。肛門に直接トイレットペーパーが触れるよりも、水の方が負担は少ないに決まっている。というか、「痔の人はウォシュレットが必須」という概念は、もはや周知の事実であろう。

だが頑固者の父は、新しいテクノロジーを拒む。父が住む実家にはウォシュレットが設置されておらず、私がプレゼントすると言っても父は頑なに拒否するのだ。どれだけウォシュレットが肛門に優しいかを力説しても「ウソつけ」で会話は終了である。

そんな「超頑固者で・重度のキレイ好きで・ヘビーな痔に悩む父」はこう言った。


「俺はキレイ好きだろ? だから肛門もトイレットペーパーつけた指でほじくっちゃうんだ。だから痔が治らないんだろうなぁ……でも汚いじゃない? ウンチが残ってるかと思うと気持ち悪いじゃない? だから最後はトイレクイックルでお尻を拭いてるんだ


……。


…………。


……………………!


えぇぇぇぇぇええええええええええ!! あんたトイレクイックルの使い方間違ってるよ! 大間違いだよ!! トイレクイックルは便器を拭くペーパーだろうよ! 肛門をクイックルするんじゃねーんだよ!! いいからウォシュレット使えやぁぁぁぁあああああ!

まさかトイレクイックルで肛門を拭く人類がいるとは思わなかったが、メチャメチャ身近にいた。父だった──。絶対にやめるように伝えたが、おそらく超頑固者は今日もトイレクイックルで肛門をいじめているのだろう、超頑固者だから。

ちなみに父は私のリアクションが意外だったのか「もったいないからハサミで2つに切って使ってるんだ」と謎の言い訳をしていたことも記述しておきたい。いま私は、実家に問答無用でウォシュレットを設置し、トイレクイックルも全て捨ててしまおうと考えている。

執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼絶対に真似してはいけない。