タイを訪れたことがある人ならばご存じだろうが、タイ人がほぼ100%の確率で持ち歩いているアイテムがある。それが今回ご紹介する『ヤードム』だ。調べてみると「ヤー」が薬、「ドム」が嗅ぐという意味だから、訳すと「嗅ぎ薬」ということになるだろう。
このヤードム、実は日本でも雑貨店やドン・キホーテなどで手に入る。特に頭がボーっとしがちなこの時期には、シャキッと爽快リフレッシュできる優れものだから、この暑さはヤードムパワーで乗り切ろうぜ!
・鼻につっこんで一吸いするだけ
ヤードムの使い方は簡単。キャップを外したら鼻に突っ込み、一吸いするだけだ。分解していくとわかるが、中にはメンソール系の液体が入っている。それなりに強いメンソールなので、吸うとシャキッとリフレッシュできるという単純な仕組みである。
・タイ人必携アイテム
タイではコンビニやスーパーで売られており、街行く人がごくごくあたり前にヤードムをシュッと一吸いしている。道端や電車の中、レストランやショッピング街など、どこでもお構いなしにヤードムを吸っており、中には「鼻の両穴に突っ込んでバスの中で寝てるおじさんを見た」という証言もあるほどだ。
・吸う以外にも使える
そんなヤードムは、とにかくこの時期、つまり夏場に最も効果を発揮する。基本的には1年中暑いタイで使用されているということは、暑さで頭がボーっとしがちなこの時期にピッタリなのは間違いない。さらに嬉しいことにヤードムの液体は、蚊に刺された場合「塗り薬」にも使えるから、オススメどころかゴリ押ししたいレベルのアイテムなのだ。
・成分も問題なし
その昔、ヤードムには「Lデソキシェフェドリン」という日本では違法な成分が入っていたという。ただ、今では「Lデソキシェフェドリン」が入ったヤードム自体がほとんどないため、日本で流通しているヤードムなら問題なく使用できるぞ。
知人のタイ人に話を聞いたところ「シャキッとしたい」とき以外には、「落ち着きたいとき」「眠いとき」などに利用するというが、「クセになりすぎてよくわからない」とも話していた。ちなみにメンソールが薄まってきたら、液体をノズルの先にチョンチョンと垂らし吸うと効果抜群だ。
先述したように、日本でも比較的気軽に購入できるから、マジで1本持っておくことをオススメするぞ!
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼ヤードム。キャップの色は様々で、これはピンクだが黄色が一番メジャーな気がする。
▼使い方は簡単。キャップを外して……
▼鼻に突っ込み……
▼一吸いするだけ! 超リフレッシュ!!
▼分解するとこんな感じ。液体は蚊に刺された場合、塗り薬としても使用できるぞ。
▼夏場には特にオススメのヤードム! 一度使ったら手放せないぞ!!