【動画あり】宇宙人やUFOがいると噂される「エリア51」に行ってみた(その2)

上の動画は予告編、本編はこのページの最後にある。それはさておき……私がエリア51に向かった真の理由。その答えは、以下に再現する女性店員との会話で察して欲しい。

「ところで、イチローって知ってる?」
女「もちろん。日本人の野球選手ね」

「そうさ。でね、イチローの背番号は昔から51で、シアトル・マリナーズ時代も51だったんだけど、ニューヨーク・ヤンキース時代は31だったんだよね。でも、今季からマイアミ・マーリンズに移籍して、なんと背番号51が復活したんだ!」
「へー」

「でね、イチローはバッティングもすごいけど、守備もスゴい! イチローのところにボールが飛んできたら、なんでも捕っちゃう! この守備範囲の広さから、イチローが守っているエリアは……エリア51と呼ばれているんだよねぇ(しみじみ)」
「そ、そうなんだ……」

「でね! イチローはね、“レーザービーム” っていうスゴい技を持っているんだ。遠く外野の位置から、まるで弾丸のような豪速球をバックホームに投げるんだ。そして……アウトよ!(大興奮)」
「す、すごいね、イチロー」

「でね、でね、俺ね、エリア51に行ったらね、軍人さんに “ここにレーザービームは配置されてますか?” って聞いてみたいんだ。だからホラ、イチローのシャツを着てるんだ(と、見せる) 野球ファンなら大爆笑マチガイナシ! どうかな?」
女「……ごめんなさい、私には、ちょっとわからないわ……」

──ア、アレッ? だ、だめかな……。俺の考えたイチローギャグ、だ、だめかな……と、一気に不安になりつつも、私は地図を頼りにエリア51へと向かった。ルート375から入れる “未舗装の道” を延々と走って行く。本当にオフロード中のオフロードであり、うしろを見ると砂埃がスゴい。ここでガス欠になったら、たぶん死ぬ。area51-10

しばらく走っていると、前方にクルマが見えた。私のようなUFOファンか、もしくは偵察部隊か……は不明だが、向こうにとっては「なんか怪しいアジア人が乗ったクルマから尾行されている」と思ったはずだ。ともあれ、30〜40分ほどでエリア51に到着。area51-11

前を走っていたのは仲の良いファミリーだった。彼らは “ひとりで三脚を立てて自撮りするイチローのシャツを来たナゾの怪しいアジア人” からは距離を置きつつ、「ここがエリア51かぁ」と会話しながら、家族でパチリと記念撮影し、帰っていった。area51-14

ここからは、私とエリア51の真剣勝負だ。さあ来い、野球ファンの軍人さん! 監視カメラで見ていることは間違いない。イチローのシャツに気付いてくれ。私のボケに気付いてくれ……とばかりに、自撮り棒でイチロー風の素振り練習などもしていたのだが──待てど暮らせど誰も来ない! 30分待っても、誰も来やしない!!area51-12

その昔、UFO番組で有名な矢追純一さんのドキュメントをテレビで見た時、エリア51近辺を撮影していた矢追さんたちは、ソッコーで “軍人さんが乗っているらしき怪しいクルマ” に追跡されていた。それなのに、エリア51の目の前で、ひとり監視カメラに向かってボケている私のことは完全スルー。完全無視。カンムシだった。area51-13

1時間ほどネバりにネバったが、ネバりにネバったネバダ州だが、結局、誰も来なかったので、私はネバダ州をあとにした。一応、UFOファンなら必ず撮っておきたい撮影ポイント『Extraterrestrial Highway(エクステーターレストリアル・ハイウェイ)』の看板前で、パチリと自撮り記念撮影はしておいた。area51-15

しかしその後、ユタ州に向けてルート375を爆走していると、とんでもなく怪しい建物がヌボっと現れ、私の心は再びヒートアップ! 宇宙人の巨大オブジェがそびえ立っており、看板を見ると『Alien Research Center(エイリアンリサーチセンター)』と書いてある。「こ、ここには……きっと、何かある!」と中に入ってみると……!!area51-16

単なる “おみやげ屋さん” だった。エリア51関係のグッズのほかには、なぜかポケモングッズも充実しており、さらには日本がほこる遺産的アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』のTシャツも、実にさり気なく置かれていた。碇シンジ君のTシャツだ。area51-17

ネバダ州の最後の最後に出会ったのは、エヴァンゲリオンのTシャツだった。ネバダの最後にエヴァのシャツ。私は車内で「シー・ユー・アゲイン、エヴァダ州……」というダジャレをつぶやきながら、ネバダ州を後にしたのである。<完>

Report:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

▼本編動画『GO羽鳥のエリア51』