日本では、クリスマス仕様で家ごとライトアップする習慣はあまりないが、海外では、クリスマス用のイルミネーションに命を賭けている一家もある。まるで光の祭典ようなライティングは、プロの手によるものではなく、何千ものライトを使って素人がデザインして演出するのである。
そんなクリスマス・イルミネーションで、映画『アナと雪の女王』の主題歌「Let it Go~ありのままで~」をテーマとした、ある一家のライティングがスゴすぎる!! と大きな話題となっているので紹介したい。
クリスマス感をたっぷり味わえるライトアップ動画「Frozen Christmas Lights (Let It Go) 2014」は、一見の価値アリだぞ!
・毎年ヒットソングに合わせたライトアップを演出
米テキサス州オースティンに住むジョン・ストームズさん一家は、2010年から本格的にクリスマスのイルミネーションを始めたという。毎年、ヒットソングに合わせたライトアップを演出している一家が今年選んだ曲は、大ヒット映画『アナと雪の女王』(以下『アナ雪』)の主題歌「Let it Go~ありのままで~」だ。
・曲に合わせた細かい演出がスゴい!!
2014年11月27日、YouTubeに投稿されたライトアップ動画は、すでに再生回数が350万回近くに迫る勢いである。動画を見ると、まずストームズ家の家と庭は、『アナ雪』らしく数々の雪の結晶のモチーフで飾り付けられている。
そして曲が始まると、ボーカルの抑揚に合わせて声が低い時はライトも控え目で、声が高くなるとパ~! と一斉にイルミネーションが明るくなるようにセットアップされている。さらに曲のサビ部分や盛り上がるパートでも、曲の流れと一体となった細かい演出が素晴らしく、ガッツリと目が釘付けになってしまう。
・9カ月近くかけてイルミネーションを準備
しかし、何千というライトを家中に設置して、曲に合わせた色やデザインを考えるのは相当な苦労に違いない。ジョンさんの話では、なんと2月からイルミネーションの準備を始めるのだそうだ。11月ぐらいからライトアップを開始することを考えれば、9カ月もの間ライティング作業に携わることになる。まさに一家総出の一大プロジェクトである!
・電気代はたったの6ドル
「これだけのライトを使うとあっては、電気代が相当かかるのでは?」と誰もが思って当然だが、意外にもシーズン中の電気代はたった6ドル(約730円)なのだとか。LED ライトを使用しているおかげだが、それにしても700円の電気代で、ここまで壮大なイルミネーションを実現できるとは驚きである。
・近所の人にも大好評!
ちなみに一家は、2013年のライティングには「ジングルベル」のバットマンの替え歌を使用。2011年に至っては、13もの曲に合わせたライトアップ動画をYouTubeに投稿している。近所の人にも大好評で、椅子に座りながらライトアップを見物する人までいるそうだ。
こんな家が近くにあったら、カップルだらけのイルミネーションスポットに行かなくても十分楽しめそうだ。混雑した場所に行きたくないという人は、動画で存分にクリスマスのライトアップを堪能してみてはいかがだろうか。
参照元:YouTube、mom.me、Q13 FOX NEWS(英語)
執筆:Nekolas
▼『アナと雪の女王』の主題歌をテーマとした壮大なイルミネーションの動画はこちら
▼2013年のライティングには「ジングルベル」のバットマンの替え歌を使用
▼2011年は13もの曲に合わせてライトアップ。その中のひとつ「もろびてこぞりて」