bigko

格闘技の世界は「力こそすべて」である。体格差のハンデを補うために階級を設けている競技もあるが、根底にあるのは力と力の勝負。どちらの方が強いのか。それはどんな条件であれ、変わることはない。

たとえ大きな体格差があったとしても、勝負はやってみなければわからないものだ。ということで今回は、体格差をまったく問題にしなかった試合の動画「Jonathan Tuhu Big KO in Newcastle November 2014 Staunch Top Team」をご紹介したい。小が大を食うという言葉がピッタリ! 圧巻のKO劇は必見だ!

・キックボクシングの試合

動画に収録されているのは、2014年11月にイギリスのニューキャッスルで行われたキックボクシングの試合。背の高い黒パンツの選手と、背の低い紫パンツの選手を比べると、顔一個分くらいの差がある。まさに大と小の戦いだ。……しかし!

・華麗な後ろ回し蹴りが炸裂

黒パン選手に攻撃されながらも、前へ出る紫パン選手。その様子からは “何か” を虎視眈々(たんたん)と狙っている感じさえする。そして試合が動いたのは、コーナーへと相手を詰めた次の瞬間である……!

紫パン選手が左ハイキックを空振りしたと思いきや、素早くクルッと体を回して旋風脚! ガードを突き破る強烈な一撃がクリーンヒットすると、黒パン選手は足から崩れるように昏倒ダウン! こ、これはスゴい……!!

・見事すぎるKO

小さい選手が、大きい選手の頭部にキックを決めるのは難しい。しかし、体全体を使いつつ、普通の旋風脚よりも打点の高い、ある意味「セパタクロー的」な旋風脚をビシっと決める紫パンのテクニックは一流である。あわせて度胸も超一流だ。

参照元:YouTube
執筆:原田たかし

▼見事すぎるセパタクロー旋風脚は0:15〜だ