メイクには驚異的な力が秘められている。化粧ひとつで別人に変身できるといっても過言ではないだろう。以前の記事で、男性なのに見事に美女に変身してしまうフィリピン人男性についてご紹介した。
今回はその逆パターン。つまり女性なのに男性に変身してしまう驚きのメイクアップアーティストをご紹介したい。彼女は有名俳優やミュージシャンのメイクが得意で、年齢を問わずにその相手になり切ってしまう。しかも同じ俳優でも、出演映画によってそのメイクパターンを変えているのには驚きだ!
・メイクアップアーティストで肖像画家
イタリア人のメイクアップアーティスト、ルシア・ピッタリスさん(43歳)は肖像画家で変装の達人でもある。彼女は、男性に変身するのが得意で、彼女のFacebookを見ると、有名俳優やミュージシャンになり切った画像がいくつも投稿されている。
・武骨なスタローンに大変身!
なかでももっとも素晴らしいのが、シルベスタ・スタローンの変身だ。メイク前の彼女の顔立ちは柔和で、ここからどうやってあの武骨な男に変身するのか? と疑問を持たずにはいられない。ところがそのプロセス画像を見ると、あれよあれよという間に屈強な男の顔つきへと変わって行くのである。
・メイクでパターンを使い分け
しかも驚くのは、映画『ロッキー』と『ランボー』の時のパターンを見事にメイクで表現しているのである。彼女によると、まずメイクをする前に人物を良く観察するところから始まるそうだ。そして必要なら映画作品や写真を詳細にチェックして、自分の顔で彼ら俳優をどう表現するのか、考えるそうである。また、メイクする際にはその俳優が出演した映画のBGMをかけて、人物の世界観に浸るそうである。
・激渋すぎるセレクト
彼女の使用する化粧品は特別なものではない。どこでも売っているような化粧品で、完ぺきな変身メイクを完成させるとのことである。これまでチャレンジしたメイクは、スタローンやアル・パチーノなどの俳優や、『ゴッドファーザー』の登場キャラクター、ドン・コルレオーネ。ミュージシャンのイギー・ポップやキース・リチャード、フランク・ザッパ、カーク・ハメットなどである。メイクの人選もかなり渋い。これからも激渋な人選でメイクし続けてくれることに期待したい!
参照元:Facebook、ODDITYCENTRAL(英語)
執筆:佐藤英典
▼こちらが『ランボー』のスタローン
▼そして『ロッキー』のスタローン
▼ローリングストーンズのキース・リチャード
▼フランク・ザッパ
▼トゥイステッド・シスターのディー・スナイダー。渋い……
▼メタリカのカーク・ハメット。カークのメイクに挑戦する人自体がなかなかいないと思う。それにしても良く似ている