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映画『スタンド・バイ・ミー』での有名な場面の1つに、4人の少年が鉄橋を渡るシーンがある。少年たちが鉄橋の上を歩いている時に、汽車が鉄橋に接近。慌てた4人が大急ぎで鉄橋を駆け戻るスリリングなシーンである。

今そんなシーンを彷彿(ほうふつ)とさせる事件が現実に起きたと話題になっているので取り上げたい。2人の女性が渓谷にかかる鉄橋の上を歩いていると……前方から列車がやって来たのだ。その一部始終は列車に搭載されていたカメラがとらえており、現在はYouTube でも映像を確認できる。

・地上約37m の高さにかかる鉄橋

事件が起きたのは、アメリカ・インディアナ州のモンロー郡。地上約37m の高さにかかる鉄橋の上であった。橋の上を歩く2人の女性に列車が接近。女性たちの横は渓谷、前からは列車。逃げ道は後ろしかない! 急いで戻る2人だが……。

・絶対に間に合わない!

列車の速度と彼女達のスピードを考えると、絶対に間に合わない。このままだと間違いなくぶつかるぞ。映画では、主人公のゴーディが太っちょのバーンを捕まえたまま必死で戻り、ギリギリのところで難を逃れたが、この状況では不可能。どうする!? ヤバい! と思った瞬間!

・線路のど真ん中に飛び込む

なんと彼女たちは、線路のど真ん中に飛び込み、寝転がったのだ。その上を、列車がゆっくりとした速度で通過していく……。映像を見た多くの人が、最悪の結末になったと思ってしまうだろう。実際に、この列車の運転手もそう思ったらしい。

・女性は無事

だがしかし! 女性2人はなんと無事!! 大きな怪我をしていないという。恐らく線路と列車の間に身を隠せるほどのスペースがあったのだろう。その後、この女性は近くを通りかかった車に発見されたそうだ。とにかく、女性2人の命が無事で何よりである。

参照元:YouTubeMirror News(英語)
執筆:和才雄一郎