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お年玉といえば「ぽち袋」に入れて渡すのが一般的ですよね。キャラクターや干支など、いろいろな絵柄があって目移りしちゃいます。中身が重要なのはもちろんですが、ぽち袋のデザインだってウキウキする要素のひとつだったりします。でも「ぽち袋」の「ぽち」っていったい何? ぽち? 犬?

・「わずか心ばかり」

「ぽち袋」の「ぽち」は、ズバリ古い関西弁の「ぽちっと」や関東弁の「これっぽち」という、「わずか」や「心ばかり」という言葉からきているそうです! 小銭(わずかなお金)を入れる袋であることから「ぽち袋」と言われるようになったとのこと。なるほど~。日本人の謙遜の気持ちからきているんですね。

・元はチップ袋

もともとは、花柳界で芸妓さんや芸者さんへのチップを手渡すのに、半紙などに包んでいたのが、小銭だとこぼれやすかったため、端を糊でとめるようになり、それが袋へと変化していったそうです。そして袋に変わっていくにつれて、表面にデザインが施されるようになっていったとのこと。

・ぽち袋に歴史あり 

お正月のお年玉袋として一般的に使われるようになった昭和の中頃。当時は贈る側の大人にあわせて松竹梅や鶴亀などの縁起物のデザインが多かったそう。ですが、だんだんと贈られる側の子どもに合わせ、ファンシーな図柄になっていきました。もらう側の気持ちを考えてのことなんですね。時代は変わってもずっと使われているぽち袋、歴史を感じます!

参照元: お年玉
執筆: 千絵ノムラ.(鮒蒸A)
Photo:Rocketnews24.