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「人工知能」とは何か? ものすごく大雑把(おおざっぱ)にいえば、機械に人間と同じような知能を与えたものである。秘書機能を持つiPhone5の『Siri』が身近な存在だろうか? いや違うか……。そんな「人工知能」が人の力を借りずにデザインしてしまったゲームが恐ろしく不気味だと話題だ。

・人工知能『ANGELINA』

そのゲームは『ANGELINA』という名の人工知能が開発した『To That Sect』(あの場所へ……)。『ANGELINA』はゲーム設計をすべて自分でやっただけでなく、みずからもテストプレイ。楽しめるためにはどうすればいいかを調整した。

・ゲーム開発コンテストに出品

そして作り上げた『To That Sect』を「ルダム・デア」というゲーム開発コンテストに出品したというから驚きだ!! もちろんこのコンテストは人間向けのものであり、『ANGELINA』以外は人間がゲーム作品を応募している。

・人間の価値観にはない世界観

『ANGELINA』は「このゲームは不機嫌な子どもがテーマです」とゲーム内容を説明。……すでにちょっと怪しい。プレイしてみると「ゲーム中のステージの色使い」、「マップ中の謎の巨人のオブジェ」、「フリー素材から入手したと説明されている効果音や音楽」が、人間の価値観とはちょっとずれている不気味な世界観。

・単純なルール

ルールはものすごく簡単。3Dの迷路風なステージを歩きながらステージ上をさまよっている船っぽいアイテムを手に入れ、石像っぽいアイテムを避けながらゴールを目指すというもの。

・なんとプレイできる

オフィシャルサイトでは『To That Sect』がプレイできる。『ANGELINA』による解説も英語でついている。感じた事のない不気味な世界がそこにはあるので、夜一人でプレイすることはあまりおすすめできないかもしれない。

・人間が作った作品より完成度が高い

残念ながら大会では入賞は逃したが、他の人間が作った作品より完成度が高いという評価もあったという。今後『ANGELINA』が作るゲームからは目がはなせない。

参照元: To That Sect
Report: ユーニーマン(鮒蒸B).