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iPhoneアプリには魅力的なゲームが山ほどある。「iPhoneのくせして家庭用ゲーム機……いや、それ以上じゃないか!」というレベルのハイクオリティなゲームも山ほどある。手のひらにゲーセン。しかもスマホで。めっちゃスゴい! そんな時代だ。

だが。ゲーム内で「さらにお金がかかるよ」的な仕組みがチラリと見えてしまうと、私(筆者)は一気に萎えてしまう。最後までゲームを味わうには、結局いくらかかるんだ。怖いよ。おそろしい。だったら最初から有料で売ってよ。多少高くてもいいからさ! ……と思ってしまうのだ。

・有料なのにさらに課金

一番最悪なのは、有料で買ったのに、「さらにお金を払えば新しいコースが出てくるよ」とか「新しい曲で遊べるよ」とか、そんなのだ。なんなんだ。お金を払ったのに全部遊べないって、どういうことだよ。それが時代の選択か。それがお前のやり方か。それがお前のやり方か!

無料版と有料版がキッチリと分けられているモノは好感がもてる。気に入れば有料版を買う。気に入らなかったら無料版で飽きる。実にシンプルだ。それならいい。だけど有料版を買ってから、さらに「金よこせ」ってのはやめてほしい。一気に萎える。裏切られた気持ちになるのだ。

・カツカレー玉子トッピング

このやるせない気持ちを現実世界に置き換えるとこうだ。カレーのチェーン店で500円程度のカレーライスを注文。だけどカツとかタマゴとかトッピングすると、とたんに1000円突破する。だったら最初からチェーン店じゃなくて、けっこうイイ感じのカレー屋に行くよ! そんな感じだ。

もしも、そのカレーチェーン店が、一口サイズの「カレー試食」を提供していたとする。それを食べて「美味い!」となったら、たとえ1000円でもカツカレー玉子トッピングを注文するよ! そんな感じだ。無料なら無料。有料なら最初に金を払ってもう終わり。そんなシンプルな世界になってほしい。

執筆:GO羽鳥
GOさんのシリーズコラム『あれは一体なんなのか。
Photo:RocketNews24.