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家庭でも簡単に作れるメニューとして人気の「パスタ」。しかし生パスタとなると、家ではそう気軽に作れるものではない。

だが、たったひとつの工夫で乾麺のパスタを生パスタのようにできるワザがあるという。ゆでる前に乾麺を約1時間水につけるだけで生パスタのようになるというのだ。マジか!? 早速やってみたぞ。

・乾麺パスタを1時間以上水につける
乾麺パスタを生パスタ風にするプロセスは非常に簡単だ。まず、パスタが入る容器を準備。そこに水をたっぷり入れ、乾麺のパスタをそのままイン。そして1時間以上放置するだけ。それだけである。

・水を吸って真っ白に
1時間以上水につけると、パスタは水を吸って真っ白に。芯まで色が変わっていて、水をタップリ吸っていることがよくわかる。カチカチだったパスタは、竹のようにしなるようになっていた。そのしなり方、そして麺の集合体は『ナウシカ』のオウムの触手のようである。

・ゆで時間は1~2分でOK
すっかり白くなったパスタだが、湯に入れた瞬間「シュッ!」と半透明に色が変わった。なお、水につけたパスタのゆで時間は1~2分でOKだという。今回は直径1.7ミリ、ゆで時間9分の乾麺を使用した。水を吸わせたパスタを、様子を見ながら2分間ゆでてみた。あっという間にゆであがったぞ。

・水につけるとモチっとコシのある食感に!
ゆであがりは、水につけたパスタも通常のゆで方のパスタも大差ない。しかし、食べ比べてみてビックリ! 水につけた方は明らかにモチっとしておりコシが違うのだ。噛めば噛むほど弾力を感じるのである。通常のゆで方のパスタのコシが頼りなく感じるくらいだ。

編集部のメンバーも水につけた方がモチっとして美味しく感じるという人が圧倒的だった。だが「モチっとはしているが通常のものと比べて香りが飛んでいる」という指摘も。

・確かにモチっとはしたが「生パスタ」というほどではない
乾麺は水につけると確かにモッチリしてコシのある食べ応えになった。だが「生パスタになる」かと言われると、残念ながらそうは言い切れない。乾麺と生パスタの中間、もしくは絶妙なタイミングでゆでた乾麺と言ったところか。

・だが、パスタを水につけるメリットは多い
だが、この「絶妙なタイミング」が難しいのだ。水につけるだけで誰でもモチモチ麺がゆでられる。ゆで時間も1~2分で済むのでガス代の節約にもなる。また、水につけている間にソースを作ったり、ほかのおかずを作ったりと時間も有効に使えると利点は多い。「乾麺のパスタを1時間以上水につけるとモチモチになる」は、覚えておいて損はないワザだと言えるだろう。

Report:沢井メグ
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▼パスタゆでるよー
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▼ゆでる前に水につけてこのまま1時間放置
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▼1時間経過
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▼タップリと水を吸ったパスタ、かなりしなっている
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▼このまま2分間ゆでよう! 少し生パスタっぽい?
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▼沸騰したお湯に入れると半透明に
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▼通常どおりゆでた乾麺パスタ(左)と、水につけてからゆでたパスタ(右)
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▼通常パスタ
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▼水につけてからゆでたパスタ
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▼見た目に大差はない
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▼生パスタに合うというカルボナーラにしてみた! 通常版(左)、水につけた版(右)
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▼通常版(左)もフワっとして美味しい
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▼水につけるとよりモッチリ、コシのある食感に
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▼食感の好みは分かれるかもしれないが、水つけパスタの利便性はかなり高いぞ
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