私はせっかちである。


エスカレーターに乗るために列に並ぶなんて発狂モノ。なので私は、ほぼ迷わず階段を選ぶ。


そんな私にとって、「乾くのを待つ」という行為は苦行そのものだった。


もちろんマニキュアも例外ではない。


これまで「速乾」をうたうマニキュアを何本も試してきた。


だが、何度も試した結果、最終的にたどり着いた答えは100円のシールだった。

これまでいろいろなマニキュアを使ってきた。


100均のものから、プチプラショップで売っているものまで。


中でも近ごろ愛用していたのが、「速乾」を売りにしたマニキュアだ。


「1分で乾く」


そんな商品もあった。


そんなものがあるのか! と感動したものだ。


だが、私が何度も試した結果、1分で乾いたためしがない。


3分でも怪しい。


ドライヤーまで投入しても、どこかが微妙に乾いていない。


何が速乾なんだ。


私の1分とメーカーの1分は、たぶん時空が違う。


薄塗りしても思ったほど速くは乾かない。


そんなこんなで、いつもグチャグチャ。


気付けばどこかに触ってしまい、ヨレる。


一度すべてリムーバーで落として塗り直すことも珍しくなかった。


待てない。


でも乾かない。


せっかちな人間とマニキュアは、根本的に相性が悪いのかもしれない。



・ジェルネイルは──

ジェルネイルにも一瞬手を出した


だが、めんどくさがりな私には工程が多すぎた。


塗る。


固める。


また塗る。


また固める。


たぶん途中で寝落ちするか、悟りの境地に達する気がする。


さらに、そこまで長持ちしなくてもいい。


そう、女装しているほんの半日さえ持ってくれたらそれでいい。



・行き着いたのはダイソーのネイルシール

そこで今回から、「ネイルシール」なるものを導入してみた。


とりあえず買ってみたのは、ダイソーで売っていた「推し活オーバルネイルシール」。


使い方は実に簡単だ。


まずは爪磨きなどで爪の表面を整える。次にシールを剥がし、甘皮ラインの少し内側に合わせて貼り付ける。


そして余った部分を折り曲げ、ヤスリでゴリゴリ削る。


すると余分な部分だけがきれいに切り取られ、この通り完成する。


近くで見れば、もちろんジェルネイルや丁寧に塗られたマニキュアの方が美しいだろう。


だが、遠目なら十分。



・激しい動きにも耐えてくれた

実際、私は先日のポールダンスのステージでこれを使ってみた。


手も足もネイルシール。


結果は上々だった。


激しく回り、登り、落下技まで駆使しつつ、最後までほぼ無事。


1枚だけ剥がれてしまったが、残り19枚は最後まで健在だった。


ポールダンスに耐えたのだから、日常生活ならまず問題ないだろう。



・さらばマニキュア

正直なところ、もう私はマニキュアには戻らない。


乾くのを待つ必要がない。


ヨレる心配も少ない。


そして何より、終わったあとにサッと剥がせるのがいい。


塗るときも楽。


剥がすときも楽。


せっかちな私には、この時点でもう勝負がついていた。


ジェルネイルほど手間もかからない。


私にはこのシールタイプで十分だった。


次はダイソー以外の商品も試してみようと思う。


ようやく自分に合ったネイルを見つけた気がする。


私はずっと「1分で乾く」を探していた。


だが本当に必要だったのは、速乾ではなかった。


即完成だった。


正解は「1分で乾く」ではなく、「最初から乾いている」だったのである。


執筆:100均評論家・GO羽鳥
Photo:RocketNews24

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