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ハンバーガーチェーンの「ウェンディーズ」は2013年3月末、レシピを一般から公募していました。見事に採用されると商品化するというユニークな企画です。

度重なる選考を経て4月26日、公募レシピから誕生した新商品「TOMODACHIバーガー」の販売を開始したのです。実はこの商品、TOMODACHI(ともだち)と名付けられたのには深い理由があったのです。実際に食べてみました。

・TOMODACHIイニシアチブ
このハンバーガーは、「TOMODACHIイニシアチブ」とのコラボレーションから生まれました。「TOMODACHIイニシアチブ」とは、東日本大震災の際に米軍と自衛隊が「トモダチ作戦」を通じ、育んだ精神を基盤に発足されたものです。公益財団法人米日カウンシル・ジャパンが主導し、日米の異文化交流や教育支援プログラムを提供しています。

・選考にはジョン・ルース駐日大使も参加
レシピの選考には、ジョン・ルース駐日大使も参加しています。最終選考を経て選ばれた3レシピのなかから、最後に選ばれたのはテキサスBBQバーガーのレシピでした。大使はこのメニューを日本の若者に味わってもらいたいと、選出した理由を語っています。

・甘酸っぱいソースが食材の味を引き立てる
実際に食べてみると、使われている素材は非常にシンプルです。ウェンディーズ自慢のジューシーなバンズに、レッドオニオン、レタス、ベーコン。ハンバーガーとしては、スタンダードな食材ではないでしょうか。これにマヨネーズと、特製の甘酸っぱいバーベキューソースが加わります。このソースがシンプルな素材の持ち味を引き出しています。

・果実・野菜の甘さと酸味
ソースは果実や野菜をふんだんに使った甘さを感じます。そしてほんのりとした酸味。ソースをペロリと舐めるだけで、唾液線が刺激されて思わずヨダレが出てしまいそうになります。ちょうど梅干しやレモンを見て、ヨダレが出てしまうような感覚。さらに、パティ(肉)の旨みを押し上げているのもこのソースの特徴ではないでしょうか。本来の肉の旨さがもうワンランク上がったように感じます。

・アレンジで旨さが増すかも
前述のように、ハンバーガーの食材はシンプルです。これにたとえばレタスを追加したり、パティを追加しても面白いかもしれません。多少食材は増えたところで、負けるような味のソースではなく、むしろ力を発揮するのではないでしょうか。いろいろカスタマイズして、自分なりのTOMODACHIバーガーを楽しむのも良いでしょう。

Report:フードクイーン・佐藤

▼ TOMODACHIバーガーを発表するウェンディーズ・ジャパンアーネスト・エム・比嘉会長とジョン・ルース駐日大使tomodachi2

▼ レシピが採用された小野寺さん一家には感謝状とお食事券一カ月分がプレゼントされましたtomodachi3

▼ 試食会、ハンバーガーを頬張るルース大使tomodachi9

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▼ こちらが新発売の「TOMODACHIバーガー」tomodachi5

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▼ 使われている食材はシンプルtomodachi6

▼ 肝はバーベキューソース。食材の持ち味を引き出しつつ、食欲をそそりますtomodachi7

▼ 開店時にはすでに行列がtomodachi8

▼ ルース大使も納得のおいしいレシピtomodachi10

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