tonarigumi

昭和を代表するお笑い番組といえば、何と言っても『ドリフ大爆笑』(フジテレビ)です。この番組を見て育ったという人も多いはず。

「ド、ド、ドリフの大爆笑~♪」のオープニングテーマを聞けば、自然と笑いがこみ上げてくるのですが、この曲、実は替え歌だったのです。しかも戦時歌謡として発売された曲を、後にアレンジして「ドリフ大爆笑のテーマ」として採用していたのでした。

元歌は『隣組』(となりぐみ)と言います。1940年10月にビクターレコードから発売されていました。隣組とは、「部落會町内會等調整整備要綱」(隣組強化法)によって5軒から10軒の世帯を一組とし、団結・地方自治の進行を促す目的で制度化されたものでした(1947年に解体)。制度を広める目的で作られたのがこの歌です。

ドリフのテーマがマーチ調でハイテンションであるのに対して、元歌はかなりゆったりとしています。穏やかな歌詞の内容に心が和み、懐かしささえ感じます。

それにしても、ドリフ大爆笑のテーマがまさか替え歌だったとは。ドリフ世代にとっては驚きの事実ではないでしょうか。ちなみにドリフはもともと生粋の音楽バンドです。全盛期を迎える以前、10人以上のメンバー交代が行われたことは、あまり知られていません。

参照元:Youtube

▼ 元歌「隣組」

▼ ドリフ大爆笑のテーマ