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皆さまからの色恋に関する素朴な疑問やお悩みに、恋愛コラムニストの菊池美佳子がお答えさせて頂きたく色恋相談室。第7回は、25歳女性から寄せられたご相談です。

■25歳女性からの相談(こうさん)
「こんにちは。初めてメールさせていただきました。私は25歳のOLです。去年(2012年)の11月頃に10歳年上の男性からメールで告白されました。

その男性とは、よく二人でお茶に行ったりしていました。ですが、今ま一度も恋愛経験がなく、未だに恋愛としての「好き」という感情がわからず、結局断ってしまいました。恋愛感情の「好き」とは、どういう気持ちなのでしょうか?」

・人間として嫌いではない
こうさん、初めまして。メールありがとうございます。今回のこうさんのご相談は、「人を好きになりたい」ではなく「恋愛感情の『好き』とはどういう気持ちなのか?」とのことですので、そちらに的を絞ってお答えさせて頂きますね。

まずは、こうさんが「恋愛感情の『好き』とは何ぞや?」と思ったきっかけに関して。去年の11月頃に、10歳年上の男性から告白されたことで、恋愛感情について考えるようになったのですね。その男性とは、よく二人でお茶を飲みに行っていたとのことですから、人間として嫌いなタイプではなかったのでしょう。

・人間として好き = 恋愛感情ではない
しかし、人間として「嫌い」じゃないからといって、恋愛感情として「好き」ではないものです。私も、周囲の知人男性たちを思い浮かべてみると、人間として嫌いじゃない男性はたくさんいますが、だからと言って恋愛感情に直結するわけではないです。「主食としてのご飯は嫌いじゃないけど、おやつにご飯を食べたいわけではない」といったところでしょうか。

・「ドキドキ」や「キュンキュン」
さて、ここからは本題の「恋愛感情の『好き』とは何ぞや?」という点について。人によって、様々な解釈があると思いますが、私は「ドキドキ」や「キュンキュン」する感情が伴うのが「好き」という感情なのではないかと考えます。その人のことを考えると胸がドキドキ・キュンキュンし、昨日までは何とも思わなかった道ばたの名もない花までも美しく感じる……。「そんな大げさな!」と思われるかもしれませんが、失恋直後は世界が色あせて見える人もいます。

・二人きり
また、「好き」という感情は、「二人きりになりたい」という感情とイコールであるとも思います。もちろん、365日・朝から晩まで二人だけで過ごしたいという意味ではありません。好き合っている者同士でも、友人を交えて会食することもあるでしょう。しかし、それとは別に「二人きりになりたい」という感情が湧くのも、「好き」という感情の特徴です。

・相手に恋人ができたら……
ほか、お相手に対して、「この人に、自分以外の恋人が出来たら悲しいなあ」という感情が湧く場合は、その人を「好き」ということなのでしょう。こうさんに告白をした10歳年上の男性に、もし恋人ができたら……と想像してみてください。こうさんは、悲しくなるでしょうか? それとも、「ふーん」と思うでしょうか? 

こうさんは、10歳年上の男性からの告白をお断りしたとのことですが、その選択肢は決して間違いではなかったと思いますよ。もしこうさんが、今ものすごく恋を求めていて、彼氏が欲しくて欲しくてたまらない時期というなら、「お付き合いを続けていくうちに、好きになるかも」という感情の変化を期待して付き合うのも大いにアリです。しかし、いま現在そういった感情がないのでしたら、ドキドキ・キュンキュンが湧く日をのんびりと待ちましょう。

恋愛コラムニスト:菊池美佳子 Twitter / ブログ

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