大手電器メーカーの「パナソニック」は、2012年9月25日よりスマホと連動した「スマート家電」シリーズを発売すると発表した。これはAndroidの専用アプリを使ってエアコンを遠隔操作したり、電気料金の目安を確認できるというものだ。今までにない便利な生活が実現しそうなのだが、ネットユーザーの間で同シリーズのドラム式洗濯乾燥機が話題になっている。

というのも、この洗濯機はスマホをタッチする必要があるからだ。洗剤・柔軟剤設定や洗濯コースの設定などを、スマホタッチで行う。これについてネットユーザーからは「コレジャナイ感すごい」「まさに「ドウシテコウナッタ」だなあ……」など、疑問の声があがっている。

9月が予定されているのは、エアコン・冷蔵庫・体組成計・血圧計など全6製品。6月より販売されているIH炊飯器・スチームオーブンレンジも同シリーズに含まれるそうだ。

もっとも有効に活用できそうなのが、ルームエアコンではないだろうか。帰宅途中にスマホでエアコンの電源を入れておけば、家にたどり着いたときには快適な室温になっている。また体組成計・血圧計は、日々の測定データをグラフ化してくれるとのことなので、健康管理に一役買いそうだ。

しかし洗濯機は、あまりスマホ連動の魅力をいかしきれていないような気がする。というのも、本体(洗濯機)で行える設定をわざわざスマホで行い、しかも本体にスマホをタッチしなければならない。クラウド上のデータを元に適正な洗剤・柔軟剤の量を設定できるらしいのだが、洗濯にそこまで高度なテクノロジーが必要なのだろうか? ネットユーザーは次のように反応している。

「迷走っぷりパネェw」
「個人的にはよくやったと言いたい」
「なんだろ、この迷走感……」
「家電を”オンライン”にする意味はそういうところにあるんじゃないんだよなあ」
「こういう企画が通ってしまうところに日本企業が本当に末期症状なんだと感じます」
「本気でPanasonicの人たちを心配した」
「こんな機能いらんだろwww」
「さすがにこれはいらない」
「ユーザーのニーズは、そんなとこに無いと思うんだが」
「残念だけどイノベーションではないな」
「わけがわからないよ」
「パナソニックも終わったな」

……など。あまり歓迎する雰囲気はないように見受けられる。せめて遠隔操作機能を搭載してくれれば、多少便利に感じることができるかもしれない。しかし現状の機能を見る限り、不要のように思うのだが……。皆さんはどのようにお考えになるだろうか?

参照元:パナソニック Twitter