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北海道土産と言えば誰が何と言おうと『白い恋人』だ。その感動的なウマさと知名度から、いつしか全国的に「~の恋人」というインスパイア系の名を持つラングドシャの存在が多数確認されている。

そんな「~の恋人」戦国時代に、とてつもない個性を発揮する「~の恋人」に出会ってしまったので報告したい。その名は『うまい棒の恋人』。もう一度言う、いや、100回だって200回だって言おう。『うまい棒の恋人』である。

・関西限定『うまい棒の恋人』

『うまい棒の恋人』に出会ったのは、JR新大阪駅1Fにあるコンビニだ。白い箱、シンプルでオシャンティーな青の明朝体で商品名が書かれている。誰がどう見ても「~の恋人」系土産なのだが、その一方で、どこをどう見ても「うまい棒」だ。何が何やら全くわからなかった。

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・大阪、京都、神戸、和歌山、奈良、琵琶湖

悩んでいてもしょうがないので、とりあえず購入! ガバっとあけてみると……おおおお! 「大阪の恋人」「京都の恋人」など近畿2府4県の文字がプリントされたうまい棒が出てきたぞ!

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・心くすぐる素敵デザイン

しかもよーく見たら、四隅の飾り枠のデザインが場所によって違う! たとえば、大阪なら “たこ焼き” と“ お好み焼きのコテ” が、和歌山なら “パンダ” と “みかん” があしらわれている。

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兵庫県神戸の「元町の恋人」のプレームは、異人館だ!! これは “風見鶏の館” と反対側は “うろこの家” かなぁ。やだー、ちょっとオシャレじゃない! 

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・琵琶湖の様子がおかしいのだが

ただの名前だけの面白商品かと思ったら、その場所に住んだり行ったことがある人なら、「そやそや、わかってるやん!!」と嬉しくなってしまうこだわりようである。『うまい棒の恋人』、ええやないの! 

……と思ったのだが、よく見ると滋賀県代表だけ何やら様子がおかしい。

他のものは、各地の方言で「めっちゃ好きやねん(大阪)」「えろう好きどすえ(京都)」「好きやゆうとう(神戸)」など、筆者(私)に愛を語っているのに、琵琶湖だけ「I LOVE BIWAKO」と、琵琶湖への愛をキリリと主張しているのだ。しかもなぜか、琵琶湖だけ恋人じゃなくて「琵琶湖の初恋」やん!

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・琵琶湖のことオチにしてるやろ?(笑)

「なぁ? お兄さん、琵琶湖のことオチにしてるやろ?」と思わずツッコミたくなってしまった。とはいえ、かなりおいしいポジションなので、琵琶湖……というか、滋賀の方の懐が深いことを祈るばかりだ。

なお、お値段は18本入り税抜700円だ。1本あたり約40円と、うまい棒にしてはお高めだが、人にあげればウケること間違いなしであろう。ちなみに、気になるお味はラングドシャ……ではなく、うまい棒シリーズのなかでも屈指の上品さを誇る「シュガーラスク味」だ!

Report:沢井メグ
Photo:Rocketnews24

▼こちらが『うまい棒の恋人』だ! 完全にアレや!!
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▼近畿2府4県、各地の名前入りのうまい棒が18本入っているぞ
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▼模様はランダムに入っているらしい、筆者(私)が購入したのは、大阪多め、神戸少なめだった
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▼各地の方言で愛を語ってきはるねん
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▼奈良もたいがいやけど(笑)
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▼琵琶湖の様子があきらかにおかしい(笑)
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▼見よ、この琵琶湖愛を!
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▼それぞれの袋の四隅にあるフレームもこだわられている、大阪は“お好み焼きのコテ”、反対側は“たこ焼き”
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▼神戸は異人館やん! これ“風見鶏の館”やん!! めっちゃ凝ってるやん!
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▼和歌山はパンダ♪ 
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▼京都は茶道やね、お茶たてるときシャカシャカするやつや
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▼奈良は当然、鹿やな
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▼琵琶湖……?
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▼中身はうまい棒のシュガーラスク味!
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▼シュガーラスク味には穴がないねんで~
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▼『うまい棒の恋人』、なかなか素敵なお土産やったで!
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