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日本人が大好きな料理といえば『寿司』である。特に美味しいお寿司をおなかいっぱい食べられる寿司の食べ放題は、若い人をメインに大人気のサービス。よくインターネット上などで見かけるのが「たくさん食べると高級なネタは質が下がっていく」という書き込みだ。

つまり高級なネタばかり食べられると赤字になるから、ネタの質や量を下げて対応するという噂だ。はたして本当にそのようなことが起こるのか? 1人予算4000円程度の某寿司食べ放題店に行き、実際に確かめてみることにしたぞ。

調査方法は単純。高級ネタである『ウニ』と『トロ』だけ限界まで食べ続け、どの時点で劣化するのか見るというだけだ。1回につき寿司20個まで頼めるようなので、トロ10個ウニ10個ずつ頼んでみることに。

まず1回目、ウニもトロもいたって普通。2回目になると、なんだかトロに筋が多いものが増えている。コレは確かにやや劣化しているかもしれない。しかし3回目に奇跡が起きたのである…。

なんと、トロに筋がまったくない1回目よりやや良いものに変わっているではないか! こっ、これはいったいどういうことだってばよ!? ちなみにウニは1回目も2回目も3回目もまったく変わらないものだった。

ここまでの結果をもとに、「たくさん食べると高級なネタは質が下がっていく」という都市伝説が生まれたのか、仮説をいくつか出してみたいと思う。

仮説1:気のせい説
お腹が減っているときの高級ネタは激ウマいが、腹いっぱいになるにつれ脂や味の濃いネタはキツくなってくる。そのため質が劣化したのだと勘違いする。

仮説2:食べ放題は同じ魚の身でもやや硬いところに当たる説
普通の寿司屋ならトロは脂が一番乗っているところだけ使用し筋のある部分は他の料理に使うが、食べ放題の店はあまり一品料理を頼まれないため、やや筋張ったところでもトロとして出してしまう可能性があり、そのため劣化したと思われてしまう。

仮説3:板前の巧妙なテクニック説
実際質の落ちる部分も使わないと原価が跳ねあがってしまうのでたまに数個筋張った部分も使わないと経営が成り立たない。そのため客が気にしない程度に混ぜて提供している

こんなところだろうか……。ただ、絶対にこれだけは間違いないという結論がひとつだけあるとすれば、「高いネタばかり食うと気持ち悪くなる」ということである。

まったくもって当たり前の話だが、がめつく高いネタばかり頼もうとせず、お腹の具合を見ながらさっぱりしたネタなどを絡めたほうが、より食べ放題を楽しむことができるだろう。

Model: フードクイーン佐藤
Produce:なかの

▼おしぼりで顔をふきながら待つ
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▼1回目キター!
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▼まあ普通のウニとトロですな
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▼ふっ、普通にウマい!
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▼2回目
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▼なんかトロが筋っぽくなってる
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▼まあ普通です
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▼3回目は…
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▼トロが上質になってるやーん!
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▼正直トロとウニだけはきつい
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▼みんなは普通に食ってくれよな
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