私がお蕎麦を買う場所は、だいたい決まっている。どこか立ち寄った先にあるスーパーか、アンテナショップか、道の駅である。
埼玉方面に行ったときのこと。「道の駅 いちごの里よしみ」に立ち寄った。お蕎麦ゲットのチャンスである。
売店をチェックしてみると──あったあった……ありました。見たこともない干し蕎麦が。
スーパーで買うパスタ、うどん、ラーメン、つけめん、そうめん、やきそば……ほとんどすべて、お店の味が再現できるほどにまでクオリティが高まっている……と思う。
それに対して、そばはどうだ。まずくはない。だが、どうしても「家そば感」から抜け出せなていないような気がするのだ。「お店のそば」と「家そば」の差は歴然としており、イチローとニッチローくらいは違う。
「お店の味を家で」なんて贅沢は言わない。だが、せめて「家そば」の「家」を出るくらいのそばが食べたい。たくさんあるうち、どれが「店に近いそば」なのかを知りたい。当連載は、その答えを知るために始まった。
私がお蕎麦を買う場所は、だいたい決まっている。どこか立ち寄った先にあるスーパーか、アンテナショップか、道の駅である。
埼玉方面に行ったときのこと。「道の駅 いちごの里よしみ」に立ち寄った。お蕎麦ゲットのチャンスである。
売店をチェックしてみると──あったあった……ありました。見たこともない干し蕎麦が。
今回のお蕎麦、情報量としては過去最大級かもしれない。記事タイトルは文字制限などもあり要約したが、あらためて全文を書いてみると──
【家そば放浪記】第294束:月イチでフィリピンに出張に行く読者様から送られてきた、カルメン サンライズ エクスポーターズ Inc.『和平そば ミンダナオ島産蕎麦粉使用』150フィリピンペソ(約402円)(1人前201円)
である。
強い。蕎麦のキャラとして、ものすごく、強い。
ありがたいことに、どこかに行った知人から「干し蕎麦」をお土産としていただくことが多い。同僚の中澤経由でお土産をいただくこともあるし、ライターの亀ちゃんはわざわざ買ってきてくれた。
そして先日もまた、箱根旅行に行った知人から干し蕎麦のお土産をいただいた。箱に入っていて、ものすごく高級っぽい。だが、製造所がイマイチ不明。はたしてこれは……?
ちなみに「箱根はつ花」とは、昭和9年(1934年)の老舗そば屋。Google評価は3.9、レビュー数は2595。食べログも3.49で2000件以上の口コミ。箱根でもトップクラスの人気店だ。
先日、人生初の島根旅行に行ってきた。
その顛末は「コミコミ3万円で “陸の孤島”「島根県」1泊2日旅行(出雲大社含む)は可能か?」をご覧いただきたいが、旅行中、食べた食事は2食とも蕎麦だった。
そして、道中のスーパーマーケット探索で購入したのも干し蕎麦だけ。今回ご紹介するのは、空港に売っていた干し蕎麦である。
私のホームスーパーである「西友」が、九州の小売の雄「トライアル」の傘下になってから、チーム刷新よろしく、乾物コーナーの「そば棚」の商品が少し変わった。半分くらいはそのまま、半分くらいは一新といったところ。
その中でも、私の中で大きすぎる変化としては、あの「池森シリーズ」がレギュラーとして鎮座していること。
池森シリーズとは、無類のそば好きとして知られる音楽グループ「DEEN」の池森秀一氏が監修・コラボした干し蕎麦シリーズのこと。過去にも何度かとりあげているが、それらが大挙して私のホームへ雪崩れ込んできたのである。
いま、西友で何が起きているのか。これまでほぼ商品が “固定” だったスーパー「西友(SEIYU)」の干し蕎麦コーナーに異変が生じているのだ。
何かというと、これまで見たこともない蕎麦がチラホラと……。これってもしかして、2025年7月に西友が「トライアル」に買収されたことも関係している……?
またまた新そば。今しか食べられないから、発見次第確保に動く。
今回食べてみたのは、あの “十割の帝王” とも言うべき山本食品の新そば。その名も『秋だより 新そば 十割そば本舗 国産の二八蕎麦』である。
価格も税込518円(1人前259円)と本気度を試される高価格。これは試してみるしかないだろう!
新そばの季節は、秋から初冬にかけて。時期でいえば10月〜12月頃で、今がまさに新そばシーズンのド真ん中。
そんなさなかにスーパーの乾麺コーナーに行ってみると……おっ? 見慣れたパッケージに「新そば」のラベルが。
この『信州戸隠そば』は過去に食べたことのある商品だが、新そばならまた違った印象になるのかしら? 買ってみた!
日本国内を旅した時、必ず行くのがスーパーである。どんなものが売っているのか軽く物色しつつ、向かう先は乾物コーナー。そこで、どんな干し蕎麦が並んでいるのかチェックするのだ。
干し蕎麦の連載を始めてから3年以上。誰に教わったわけでもないが、自然と「気骨あるメーカー」「その逆のメーカー」「関西に強いメーカー」なども把握できるようになっていった。
しかし、福島県、いわき駅から徒歩10分ほどの場所にある生鮮市場「鮮場やっちゃば」内『食品サトー商会』に売っていた干し蕎麦は、未だ体験したことのないメーカーだった。
つい先日、いわき駅へ行ってきた。同僚の佐藤との旅対決「はなれまSHOW」において、初手となる交通手段「高速バス」の終着地が、福島県のいわき駅だったのだ。
次の移動まで2時間ほど時間があったので、いわき駅周辺を探索。いわきの台所こと「鮮場やっちゃば」なる生鮮市場へ行き、「栗原はるみ先生も絶賛の海鮮丼」に舌鼓。
その後、市場内に業務スーパー的な『食品サトー商会』があったので乾物コーナーをパトロールしてみると……あったあった、ありました! 見たこともない蕎麦、ありました!
あの山本が、七割? 一瞬、我が目を疑った。
山本といえば十割。もう広辞苑の「十割」の意味に「山本食品を指すこともある」と書いても良いくらい、山本=十割のイメージが強い。
あって二八。そんな山本が……七割? これはもう買うしかない。
第277回に続き、今回も読者様から送られてきた干し蕎麦をテイスティング。
購入場所は以前と同じく石川県にある「JAグリーン松任(まっとう)」。
この地で売られていた中石食品工業(石川県)の『石臼挽き白山そば粉 六割そば 白山麓そば』が突如ランキング3位をかっさらっていったわけだが、今回の商品は石川県ではなく、おとなり福井県で作られた干し蕎麦。その実力や、いかに?
道の駅「果樹公園あしがくぼ」の物販コーナーを見ていたら、ひときわ豪華な包みの干し蕎麦が売られていた。ゴージャスに包装されている箱の蕎麦で、なんと価格は1330円!
価格的にも、ちょっと豪華なお土産にピッタリであるが、あくまで自分で食べる用に購入した。
3ヶ月ほど前、「5万円海外旅行」ではなく、プライベートで台湾の台北に行ってきた。以前と同じく九份も行ったし、5万円海外旅行では予算オーバーになりそうな豪華なチャーハンもたくさん食べた!
その中のひとつ、かの有名な「鼎泰豊(ディンタイホン)」の101店(台北101)の同フロアに、なにやら意識高めの高級スーパーがあった。鼎泰豊への入店が順番待ちだったこともありスーパー内を物色すると……干し蕎麦発見!
ある時、会社の住所に私宛で荷物が届いた。中には2つの干し蕎麦と、封筒に入ったお手紙。
過去にも読者様から送られてきたお蕎麦を取り上げたことはあるが、その後、「言葉も無しに商品だけを送ってくる(しかもメーカーが)」などが多発。今のご時世、何が起きるかわからないこともあり、知らない方からの郵送お蕎麦は取り上げない方針をとった。
ところが。
今回いただいたお手紙の内容を読むに、素直に「食べたいな」と思うに至った。丁寧かつ綺麗な字で書かれた手紙からは、真面目さ、誠実さ、謙虚さ……などが読み取れたのだ。ということで、今回は久々の「読者様からのお蕎麦」である。
お蕎麦が食べたい! もうじき夏は終わるというのに、この感情を、この瞬間を、待っていた。
なんとなく「お蕎麦でも食うかァ」ではなく、「お蕎麦食べたい!(迫真)」な感情になるまで当連載「家そば放浪記」は控えようと思っていたのだ。
その理由は──