スケジュールに隙さえあれば、休日返上で埼玉奥地の「ロケット荘」こと100万円の古民家に通っている。目的は、たびたび報じている修繕のためだ。朝早くに出発し、埼玉某所で軽バン「クリッパー」に乗り換えて現場へ向かう。
とにかく肉体労働が気持ち良い。ワイルドな屋外で食べるお弁当も劇的にウマイし、作業するたび少しずつカタチになっていくのも実に楽しい。
そもそも私は先祖代々続く瓦屋(屋根瓦の問屋)のせがれなので、早朝からトラックに乗って現場に行き汗水垂らして仕事する親父の背中を見て育った。40も過ぎ、初めて「親父と同じことをしている」ということも嬉しさのひとつだ。