深夜の「ラーメン山岡家」には魔性が潜んでいる。
闇を裂いて浮かび上がる、真紅の看板の鮮烈な輝き。店内を満たす濃厚な豚骨の芳香。そして、あらゆる背徳を一手に引き受けるかのようなラーメンの蠱惑(こわく)──。
そのことを数年ぶりに再認識したのが昨年の夏だった。結果、終電を逃してシェアサイクルで帰る羽目になったのは想定外だったが……そろそろまた深夜の山岡家をキメてやる必要があるだろう。行くぜ!
深夜の「ラーメン山岡家」には魔性が潜んでいる。
闇を裂いて浮かび上がる、真紅の看板の鮮烈な輝き。店内を満たす濃厚な豚骨の芳香。そして、あらゆる背徳を一手に引き受けるかのようなラーメンの蠱惑(こわく)──。
そのことを数年ぶりに再認識したのが昨年の夏だった。結果、終電を逃してシェアサイクルで帰る羽目になったのは想定外だったが……そろそろまた深夜の山岡家をキメてやる必要があるだろう。行くぜ!
「ラーメン山岡家」をご存知だろうか? 札幌に本社(株式会社丸千代山岡家)を置き、全国に180店舗以上展開するラーメンチェーンである。もちろん私(佐藤)も知っている。が! 名前だけしか知らない。つまり行ったことがないのである。
当サイトでも何度か取りあげており、編集部のあひるねこは深夜にお店を訪ねるほど、山岡家にアツい思いを持っている。なのに私はその味を知らない。
先輩なのに後輩よりも知見が狭いのは恥ではないのか? そう考え、人生で初めて山岡家に行ってみたところ、アイツのことが眩しく見えた……。
北海道出身の私(あひるねこ)にとって、ラーメンチェーンといえば「さんぱち」か「山岡家」である。特に山岡家は深夜でも開いているので、友達と飲んだ後にノリで行ったりしていた。懐かしいなぁ……。
よく考えたらもう何年も実家に帰っていない。急に山岡家が恋しくなり調べてみたところ、自宅からそこそこ遠いが、行けなくもない距離にあることが分かった。こうなったら久々に禁断の果実、深夜の山岡家をキメるか!
先日、朝からラーメン気分だったので「朝ラー」とググったところ、一番上に「ラーメン山岡家」がヒットした。山岡家といえば、北海道発のラーメンチェーン。ロードサイドに出店していて、目印となるのは大きな赤い看板だ。遠くからでもよく目立っている。
なお、朝ラーメンを実施しているのは「24時間営業の店舗のみ」で、早朝5時から11時まで注文できるらしい。どうやらウチの近所の店舗でも朝ラーが食べられるようだ。ってことで、車をぶっ飛ばしてラーメン山岡家へ向かった。