とにかく情報量の多い蕎麦だった。まずは「新商品」から始まって、パッケージの表面には金と黒で「令和二年度 長野県知事賞受賞 第六三回 信州そば品評会」と書いてある。もうこの時点で “買い” であるが、その後に続く『創業寛政元年 総本家 更科堀井監修』も強めのワードだ。
果たして裏面はどうなっているのか。ドキドキしながらひっくり返すと──
とにかく情報量の多い蕎麦だった。まずは「新商品」から始まって、パッケージの表面には金と黒で「令和二年度 長野県知事賞受賞 第六三回 信州そば品評会」と書いてある。もうこの時点で “買い” であるが、その後に続く『創業寛政元年 総本家 更科堀井監修』も強めのワードだ。
果たして裏面はどうなっているのか。ドキドキしながらひっくり返すと──
ちょっと仕入れ先(スーパー)を変えてみるか〜と私が向かったのは、ちょっと意識高めのスーパー『ザ・ガーデン自由が丘』だ。どれどれ……と乾麺コーナーに行ってみると、あるよ、ある、新作のお蕎麦がありまくるーっ!!
嬉しさのあまり叫びたい気持ちをおさえながら、まず私が手に取ったのは『上野藪そば監修 藪そば』なる商品。「上野藪そば」といえば、今から130年も前の明治25年に創業した老舗中の老舗。あの有名店が監修となれば……!!
もしも蕎麦が魚なら、スーパーは海である。漁師である私は、海から海へと旅をする。世界は広い。未踏の海に到達すると、そこには見たこともない魚がたくさん……! 興奮した私は、次から次へとカゴに入れ、大漁、大漁!!
てな感じで、今回の漁場はOKこと、オーケーストアである。見たこともない乾そば(干し蕎麦)が盛りだくさん! その中でも、最もズシリと重かった蕎麦『本場 信州そば』から家外(いえそと)ジャッジをしていきたい。
置いていないものはないと言っても過言じゃないドン・キホーテではあるが、どうやら兵器も置いているらしい。どういうことかというと、冷凍食品コーナーにある「にんにく6倍ドン引きペペロンチーノ」が名前からしてヤバいのだ。
なんでもニップンとノリで作ったらしく、鼻から抜ける異常なまでのガーリックの存在感が特徴とのこと……だが、ニンニク6倍はいくら情熱で知られるドンキでもやりすぎなんじゃなかろうか。
「ドーン!!」とデカデカ書いてあるもんで喪黒福造(もぐろ ふくぞう)かと思った。何のことかというとスーパーで売っていた冷凍食品である。ニップンから販売されている「トルコライス」はとにかく強気で異彩を放っていたのだ。
商品のインパクトはメーカーにとって気合いの入れどころというのは分かる……よ〜く分かるが「魅惑のプレート」とある上に「ドーン!!」とくれば、それ相応の内容をしておかねばなるまい。これは……要チェックや!!