本日2026年11月2日、国の災害対応の司令塔の役割を担う防災庁が発足した。


発足に合わせて、防災庁は緊急要請を発表。内容は、食料などの備蓄や住宅の耐震化など、国民一人ひとりが主体的に取り組むよう求めたもの。


つまり、備えあれば憂いなし……の、「備えておけ」という話である。


この防災がらみのニュースに対し、つい先日、東京大学災害対策トレーニングセンター(DMTC)で防災・防犯がテーマの講義を行った私も敏感に反応。というわけで、さっそく備蓄している食料品などをチェックしてみると……


・わりとビチカー

自分で言うのもなんだが、私はかなりビチカー(備蓄する人)である。


けっこう前の話になるが、かつて先輩ライターのクーロン黒沢さんたちと、サバイバルの本『乱世のサバイバル教典』(太田出版)を上梓したこともある。

一見ギャグに見える書籍だが、わりと我々3人の著者たちは真剣に考え、アイデアをぶつけ合い、どうやったら生き残るかをこの本にまとめた。


なにせ、もうひとりの著者であるサージェント阪木さんは元レンジャー部隊。サバイバルのプロであるから、わりと参考になること請け合い。古本屋さんなどで要チェックだ。


それはさておき、つい先日、防災庁が発足する前、私は備蓄している水を確認する記事を書いた。その水は2年前に入れた水だったので、入れ替えた。


だが、食料品の確認はまだだったので、この緊急要請を受け、改めて確認してみようと思ったのであった。


・「防災」と書かれたストッカー

我が家には様々なストッカーが用意されているが、ひとつ「防災」と書かれた、防災グッズだけのストッカーがある。


開けてみると、たくさんの食料品などが見える。細かく見ていこう。


まず出てきたのが、緊急簡易トイレ20回分。もしものときに備える。これは山善のもので、確か、区からいただいたものだった気がする。


それを取り出すと、次に見えるのがたくさんの食料。ちょっとまとめてみよう。


まずは湯煎もできるパックのごはん。これが4食分あった。お粥もある。こちらはお湯、または水を入れるだけでできるものだ。


続いては、尾西というメーカーのたくさんのごはん。アルファ米を使ったものだ。これもまた、水やお湯を注げば出来上がる。

緊急時だからこそ、おいしいものを食べて元気をつけたい。だからこそ、おいしそうなものを選んでみた。


その次に出てきたのが、水用のタブレット。製品の説明に従って、水に入れて使う超緊急時用のアイテムだ。ただし、どんな汚れた水でも飲めるようになるわけではないので、そこは注意。



・ガス、水、ソーラーパネル

続いては、イワタニのカセットガスのボンベが10本。これも備えている。


それに合わせて入っていたのが冬場用のストーブ。こちらは電池でも電気でも石油でもなく、カセットガスで動くストーブだ。ちなみにメーカーもイワタニ。


また、調理用のカセットコンロは通常から使っているので、特に緊急用というわけではないが持っている。これもまたイワタニ。


次に出てきたのが長期保存水。まさに備蓄のために生まれた水。これが20本以上。


さらに、折りたたんだポーチのようなものが出てきた。これ、何かというと、実はソーラーパネル。

あまり大きな電力は作れないが、スマホの充電くらいだったらできる。電気が来なくなったとしても、これで少しは安心できる。


防災箱の最後は、無印良品で買った防災セット。こちらについては、かつてあひるねこが記事にしているので、そちらを参照してほしい。開けてはいないが、便利なものがたくさん入っている。


・キャンプ用品とカップ麺もある

ほかの収納ボックスにはキャンプ用品が入っているので、寝袋やら防寒着やらテントやら、サバイバル時に使えるものがたくさんある。ターボ的な湯沸かしもある。


また別のボックスには、キャンプで使う調理器具が入っている。メスティンなんか2個あるし、小鍋もあるし、何でもござれ。


そして、カップ麺。普段、健康志向の私はあまりカップ麺を食べないが、たまにジャンクな気持ちで食べたくなるときもある。しかし、防災のために備蓄しているという意味合いが実は強い。

何個入っているのかわからないが、かなりの量が入っている。カップ焼きそばはもちろんのこと、カップのそばにカップラーメン、そして健康志向のBASEの焼きそばまで入っている。


そして、以前お伝えしたお水だ。20リットルが3つで、60リットル分の生活用水。



・忘れちゃならないのが電気

最後は本格的な電気の備蓄。私は過去に記事にもしたことがあるが、アンカーのポータブル電源「Anker 521 Portable Power Station(PowerHouse 256Wh)」を持っている。


2024年11月の記事では、満充電してから3カ月間放置したら、残量は92%だった。3カ月で8%しか減っていなかったので、優秀な気もすると書いた。


そんなポータブル電源を、今回、久しぶり(2年ぶり)に確認すると……なんと!

37%まで減っていた!!!!


やっべ〜、気づいてよかった〜! 本当に気づいてよかった……!


このまま明日、もしも災害が起きたら、やばいことになっていた。ということで即充電。皆さんも、持っているポータブル電源の残量は気をつけた方が良いぞ。


とはいえ、実は私、このポータブル電源用の、かなりでかいソーラーパネルも持っている。天気さえ良ければ、そちらから充電できるので、我が家の電気バックアップ体制は、わりと整えているつもりだ。


──探せばまだ他にもあると思うが、ざっと思いつく我が家の備蓄関係はこんな感じだ。


食料品などはさておき、ポータブル電源の残量がここまで減っていたことに気づけたのはラッキーだった。今回の確認(緊急要請)がなければ、いざという時に「0%!」なんてことになったかも……。


ということで、本日11月2日、防災庁が発出した緊急要請。皆さんも、あらためて内容を確認しつつ、ご家庭の備蓄も再確認してほしい。


備蓄だけでなく、住宅の耐震化など、災害への備えを怠らないようにしよう。何が起きるか本当にわからなくなってきた今日この頃。備えあれば憂いなし。


参考リンク:NHK、防災庁「事前防災徹底のための緊急要請」、東京大学災害対策トレーニングセンター(DMTC)
執筆:迷惑メール評論家・GO羽鳥(漫画家・マミヤ狂四郎)
Photo:RocketNews24

▼東京大学災害対策トレーニングセンター(DMTC)におけるGO羽鳥の防災・防犯に関する講義(こちらの動画は講義後のアフータートーク)