
どうやら我々は「そういう時代」に生きているらしい。インターネットを中心に様々な技術が発展する中、それから身を守るスキルも求められるようだ。
これは数日前に私(サンジュン)の身に起きた実際の話。ある晩、私のショートメッセージに三井住友カードから届いた「ご利用確認のお願い」という短いメッセージからそれは始まった──。
・ショートメッセージ
私のショートメッセージに届いたのは、ごくごく手短なメッセージ。その内容はこの上なくシンプルで「三井住友カード ご利用確認のお願い https//www……」とURLが続いていた。
送り主は「0005※※※※」という数字が羅列されたもので、私は即座に「はい、詐欺。シカト確定」と無視を決め込んだ。というか、今どきこんなにわかりやすい詐欺も珍しい。
・メールも?
だがしかし、数時間後にメールを確認していると三井住友カードから「重要 ご利用確認のお願い」というメールが届いているではないか。「え、マジか?」と焦った私は、すぐさまメールにあったURLをクリックした。
すると、そこに現れたのは「〇月〇日の9000円のお買い物はあなたのですか?」的な内容。さらに「ご本人様の確認が取れなかったため、決済していません」と記されていた。
9000いくらに心当たりがなかった私は、流れのままにクレジットカードを凍結。カード新規発行の手続きまでわずか数分で済ませた。あ、危ねえ。助かった……と思っていたのだが。
翌日になって、ふと頭によぎった。「ショートメッセージだけならともかく、メールも詐欺だったらどうしよう?」と。
・全部怪しい
言うまでもなく最近は個人情報漏洩のニュースが後を絶たず、私の電話番号やメールアドレスなどが悪い奴らの手に渡っている可能性は十分にある。むしろ「渡っている」と考えた方がいいだろう。
普段は「俺の個人情報なんて別に知られても……」と思っていたが、こうなってくると話は別。メールやショートメッセージは本物だったのか? そもそも不正利用はあったのか? 全てが疑わしくなってきた。
考えた結果、私が辿り着いたのは「電話で確認する」というアナログな手段。後から確認したところメールに電話番号は記載されていなかったが、念のためネットで調べてフリーダイヤルに電話をした。
・電話しかない
フリーダイヤルにありがちなたらい回しの洗礼を受けつつ、なんとか繋がった電話。ことの経緯を説明し、本人確認を済ませ、やがて受話器の向こうから聞こえてきたのは以下の内容であった。
「間違いなく、三井住友カードからのご案内です。不正利用は確かにあり、カードの停止手続きも、再発行も問題なく行われています」
結果、ショートメッセージもメールも三井住友カードからのもので、私がした手続きに不備はなかった。迷惑メール評論家のGO羽鳥によると「セオリー以上のファインプレー」とのことである。
具体的には「メール & ショートメッセージからではなく、自分で電話番号を探したところがファインプレー」らしい。つまり、1度疑わしきものと距離を取る必要があるのだろう。
・運がよかっただけ
だがしかし、ショートメッセージも詐欺、メールも詐欺、なんなら電話番号(メールに記載してあった場合)も詐欺だった場合、私はクレジットカードにまつわる情報を根こそぎ持っていかれていたかもしれない。
振り返ってみても私が難を逃れたのは「運がよかったから」としか言いようがなく、仮に詐欺のショートメッセージとメールの波状攻撃を喰らっていたとしても、まんまと手続きをしていたことだろう。
老年の父には「メールもショートメッセージ全部詐欺。一切触るな」と伝えており、私もある程度は実践している。が、それでも今回は焦りでメールやショートメッセージに触れてしまったことが、個人的にはショックであった。
・どうすればいいのか?
名前も電話番号もメールアドレスも悪い奴らの手に渡っていたとして、私は彼らからの波状攻撃を凌ぐことができるのだろうか? 今回は運よく何とかなったが、具体的には「焦らない」くらいの心構えしか思い浮かばない。
インターネットを中心に様々な技術が発展する一方で、どうやら我々は「そういう時代」に生きているらしい。今回1つだけ感じたのは「いざとなったらアナログな手段が心強い」ということだ。
執筆:P.K.サンジュン
Photo:Rocketnews24.
P.K.サンジュン







































