
旅先で見つけると、ついチェックしたくなるのが、その土地にしかないご当地チェーンである。
そんな私(夏野)が先日、長野県を訪れたときのこと。長野在住の友人が「長野のソウルフードだよ」と連れて行ってくれたのが「みんなのテンホウ」だった。
県内に34店舗を展開しながら、県外には1店舗もないという。
これは気になる! ということで、長野県民に長年愛される「みんなのテンホウ」を初体験してきた。
・長野県にしかない「みんなのテンホウ」
「みんなのテンホウ」は1956年、長野県諏訪市で「餃子菜館」として創業。今回は、茅野市にある米沢店を訪れた。
店内は木がふんだんに使われていて、ちょっとログハウスのような雰囲気もある。
メニューを見てみると、ラーメンだけでも醤油、味噌、タンタンメン、タンメン、テンホウメン、チャーメン……と選択肢が多い。ほかに定食や餃子も。
どれも気になって全然決められないので、お店の方に聞いてみると、「これが人気よ~」と人気メニューが書かれたページを見せてくれた。
ということで、今回は
・肉揚げタンタンメン(980円)
・特製煮干しラーメン(890円)
・ふつうの塩ラーメン(750円)
を1杯ずつ注文。さらに餃子も気になるので、通常の餃子と長野らしい「野沢菜ぎょうざ」の両方を食べ比べられる「食べくらべファミリーセット (1300円)」もお願いした。
・ラーメンより先に立ちはだかったもの
料理を待っている間、テーブルで見つけたのが間違い探し。
これがね……めちゃくちゃ難しい。サイゼリヤの間違い探しを超える難易度で、パッと見ただけでは全然分からない。
長野在住の友人いわく、内容は定期的に変わるらしいのだが、だいたい「料理が来るまでに全部見つけられない」とのこと。
またまた~と思って挑戦してみたのだが、本当に見つからない。
そうこうしているうちに、まず到着したのが「肉揚げタンタンメン」。
テンホウで一番人気だというタンタンメンに、大きな肉揚げがドーンとのっている。一般的な担々麺とはちょっと違い、ゴマの風味をきかせつつ、子どもでも食べられるよう辛さをなくしているそうだ。
実際、スープをそのまま飲んでみると全然辛くなくてまろやか。付属の肉味噌を混ぜると少し辛さが出て、グッと担々麺らしくなる。
ただし激辛というほどではなく、個人的にはかなり食べやすい辛さだった。そして存在感抜群なのが肉揚げ。
公式によると、秘伝のタレに漬け込んだ豚ロースに片栗粉をまぶし、注文後に揚げているとのことだが、これがかなり食べ応えがあっておいしい!
タンタンメンだけでもボリュームがあるのに、そこへ大きな肉まで加わって980円。今どき1000円を切っているのはなかなかうれしい。
麺は自社工場で作る自家製麺らしいが、モチモチなどの強い特徴があるというより、どこか昔ながらの素朴な麺という印象だった。
・米沢店限定ラーメン
続いては、米沢店の「特製煮干しラーメン」。
煮干しベースのスープに、さらに煮干しのパウダーも入っていて、まさに煮干しづくし。
最近はガツンと濃厚な煮干しラーメンも多いが、こちらはどちらかというとシンプルで素朴な味わい。毎日でも気軽に食べられそうな感じだ。
そして個人的に印象に残ったのがチャーシュー。
やわらかいのだが、ただホロホロと崩れるだけではなく、ちゃんと肉を食べている感じも残っていておいしいのだ。このチャーシューだけで販売されているのも納得のクオリティである。
・あのお店を思い出した
最後は「ふつうの塩ラーメン」。
ひと口食べた瞬間、岐阜出身の私はなぜか「スガキヤ」を思い出した。
もちろん、味が似ているという意味ではない。「うわ、めちゃくちゃおいしい!」「こんな味初めて!」と驚くようなラーメンではなく、言い方が難しいけれど、いい意味でおいしすぎないのだ。
スガキヤも私にとっては、たまに無性に食べたくなる「これこれ」と安心する味。長野県民にとってのテンホウも、きっとそんな存在なのかもしれない。
・「普通の餃子」が全然普通じゃない
そして忘れてはいけないのが餃子。今回は通常の餃子と野沢菜ぎょうざを食べ比べた。
まずは普通の方からパクリ。
……ん?
全然普通じゃないぞ。口に入れた瞬間、ふわっと独特の香りが広がる。どうやら、テンホウの餃子にはシナモン、八角、フェンネルなどの香辛料が使われているという。なるほど、この香りか!
これは結構好みが分かれるかもしれないな。
一方の「野沢菜ぎょうざ」は、野沢菜のシャキシャキとした食感がいいアクセント!
野沢菜が入ることで普通の餃子よりもさっぱりと食べられて、個人的にはこちらのほうが好みだった。野沢菜自体の塩味があるので、タレをつけない食べ方がおすすめかも。
・旅先のご当地チェーン、やっぱり楽しい
今回はおすすめのメニューを中心に食べたが、テンホウにはまだまだ気になる料理がたくさんある。
公式サイトを見ていると、濃厚中華そばとか、かたやきそばなんかもあるらしい。
そして今回行った米沢店のように、店舗によって用意されているメニューや価格が異なる場合もあるという。つまり、別のテンホウに行けばまた違った楽しみ方ができそうだ。
旅先では、ついつい有名な観光地や名物料理に目が向きがちだが、地元の人が普段から通っているご当地チェーンに連れて行ってもらうのも、なかなか面白い。
ちなみに、間違い探しの答えは最後まで見つけきれなかった。くやしい……。
・今回訪れた店舗の詳細
店名 みんなのテンホウ 茅野市 米沢店
住所 長野県茅野市米沢宮田221-1
時間 11:00~21:00(ラストオーダー 20:30)(月曜日は11:00~15:00)
定休日 火曜日
参考リンク:みんなのテンホウ
執筆:夏野ふとん
Photo:RocketNews24.
▼霧ヶ峰の売店でも餃子が販売されていた
▼おつまみ系もおいしそう
▼お子様ラーメンについてくるナルトがかわいい
夏野ふとん






























































