
数日前、スターバックスでいつものように石窯フィローネを食べようとケースを覗き込むと、その姿が見当たらない。売り切れているのだろうか。しかし常に数種類あるはずのフィローネが全種完売だなんて、これまでにない経験だ。
念のため店員さんに尋ねると、どうやら商品の切り替え時期であり、取り扱いがないタイミングだったよう。今後はフィローネに代わり「バゲットサンド」が登場するという。見た目こそ大きく変わらないように見えるが、肝心の味はどうだろうか。
フィローネを長年愛してきただけに、不安と期待が半々で新しい商品を手に取った。
・フィローネからバゲットへ
石窯フィローネは、スタバのフードを代表する商品のひとつだと思っている。いつからあったのか思い出せないほど前から、ペストリーケースのセンターを張り続けていた。調べてみると2008年に登場しており、約18年もの間親しまれてきたロングセラーだ。
何度もリニューアルを重ねてきたこともあり、わざわざ大幅に刷新しなくてもよいのではと、いちファンとしては思ってしまう。「バゲットサンド」の発売日である2026年9月30日にスタバを訪れると、いつもの定位置にバゲットサンドが並んでいた。
どこか寂しさを覚えながら手に取れば、パッケージにはフィローネと同じようなデザインが施されていて、少しだけ溜飲(りゅういん)が下がった。フィローネ時代にはなかった、甘いもの系『2種のチョコレート&バター(店内飲食税込520円)』などもあるようだ。
気になりつつ、今回は記者が頻繁(ひんぱん)に手に取っていたフィローネの「ハム&マリボーチーズ」に最も味が近そうな『ハム&ゴーダチーズ スターバックス バゲットサンド(店内飲食税込540円)』をチョイス。
さらに、フィローネ時代に時どき食べていた『ハーブソーセージ(店内飲食660円)』と合わせ、味を確かめてみることにした。
・パン生地に大きな違い
同日より販売開始された『パンプキン スープチーノ(店内飲食500円~)』をお供にするとしよう。スタバは過去に「トリュフ スープチーノ」を販売して以来、スープ系の開発にも力を入れているように見受けられる。
パンプキン スープチーノは、北海道産かぼちゃにたまねぎとセロリの風味を加えたスープがベース。バリスタがスチームしたフワフワのミルクで溶かし、ブラックペッパーやナツメグらしきスパイスを振りかけて完成させている。隠し味にはメープルフレーバーが使われているそうだ。
飲んでみると、どこか懐かしさを感じる味わい。かぼちゃの優しい甘みにほっと和らぐ。なによりも、なめらかで口溶けの良いミルクとの相性が抜群で、スタバならではのスープに仕上がっている。
舌が整ったところで、いよいよバゲットサンドをいただきます。まずは『ハム&ゴーダチーズ』から。心なしか、フィローネより小さくなった気がする。測ってみると、約15cm。長いバゲットを半分にカットしたようなビジュアルだ。
ひと口食べたところで、結構な違いがあることに驚いた。何よりもパン生地がもっちりしっとりとしていて、表面が香ばしい。フィローネのほうがやや歯ごたえがあった印象で、あれはあれで好きだったのだが、バゲットも美味しいじゃないか……!
さらに、中の具材もバゲットのほうがギッシリ詰まっていると感じた。ハムがモリモリと入っており、クセのないトロっとしたゴーダチーズとのバランスも良い。なるほどこれは、フィローネの代役を十二分に務められる逸品だ。
加えて嬉しいのが、本商品が朝の割引サービス「GOOD START! Morning」の対象フードになった点だ。フィローネ時代は対象外だったため、これは大きなメリットと言えるだろう。
続いて『ハーブソーセージ』をひと口。具材の味わいはフィローネ時代と変わらず、ボリューム満点でハーブの香りも高く、食べ応え十分だ。そしてやはり、バゲット生地が良い仕事をしており、ジューシーな中身との相性も抜群である。
「フィローネがなくなるなんて……」と落胆していた自分はどこへやら、すっかりバゲットサンドの虜になってしまった。まあ、あのスタバが満を持して送り出した新商品なのだから、美味しくないわけがないのだ。
先述の通り、バゲットサンドには甘い系のラインナップもあるため、今後は順番に試していく所存だ。バゲットサンドのこれからの展開が楽しみでならない。
参考リンク:スターバックス
執筆:K.Masami
Photo:RocketNews24.
▼ハム&ゴーダチーズを正面(?)から見るとこんな感じ
▼この時期限定のパンプキンスパイスラテ(550円~)の販売も開始。美味しくて毎年ヘビロテしている
K.Masami









































