「埼玉県民にはそこらへんの草でも食わせておけ!」とは映画『翔んで埼玉』の有名なセリフだが、“そこらへんの草” がとんだ絶品そばになってしまった。

それが、よもだそばの「いろいろ野草のかき揚げそば」だ。

使われているのは、よもぎ、たんぽぽ、オオバコ、ギシギシ……!?!? 想像を上回る野草っぷり!! さっそくお店に食べにいってみた。

・畑の厄介者がかき揚げに!

よもだそばの名物として復活販売中の「いろいろ野草のかき揚げそば」。

青森県にある「東北牧場」内に自生している野草を手摘みしたものを送ってもらい、それを使っているという。雑草になりかねない野草を丁重に扱い1杯のそばに仕立てる……もうこの時点でかなり面白い。

そして、野草の種類にも興味を惹かれるものがある。よもぎ、たんぽぽ、オオバコあたりは食用として知られているが、ギシギシて……!

調べたところ、ギシギシは繁殖力が旺盛なため、畑の厄介者として有名だという。それが食べることで有効活用できるのだから素晴らしい。なにより「ギシギシ」という響きがユーモラスで、発音するたびに自然と愉快な気持ちになってくるではないか。

そんな雑草たちをかき揚げにしたそばは、緑色のかき揚げがそば一面を覆っているインパクトあるビジュアル。衣からところどころ葉っぱがちらちら見えていて、まさに「野草をそのままかき揚げにしました!」というたたずまいをしている。

それでは、食べてみよう。

・10月末までの限定メニュー

まずはかき揚げを口にしてみると、サクッとした歯ごたえ。ところどころ、つゆが染みた衣がじゅわんと柔らかくなっている。

野草はちゃんと “草” っぽい。どれがギシギシで、どれがたんぽぽなのかまでは判別できないが、野草のさわやかな風味がふわりと鼻を抜けて、フレッシュさが感じられる。しいて言えば、春菊のかき揚げに味や食感が似ているかも?

そして、そば自体のおいしさにも驚いた。モチッとしながらも歯ごたえがよく、「そばは自家製打ち立て、茹でたて」というこだわりが感じられる味わいだ。

出汁のしっかり効いたちょっぴり甘めのつゆにかき揚げ、麺がマッチし、意外性がありながらおいしさも楽しめる1品になっていた。

「いろいろ野草のかき揚げそば」は税込み650円で、2026年10月末までの販売予定。今だけしか味わえない限定メニューをぜひともお見逃しなく。

ちなみに、私にとって今回がよもだそばデビューであったが、インドカレーの旨さにも仰天した。「自家製麺とインドカレーの店」を標ぼうするだけあって、これが超スパイシーで本格的なのだ。

野草のかき揚げそばに本格インドカレー。その両方を楽しめるお店は他にそうそうないだろう。よもだそばには、今後もぜひこの独自路線を貫いていただきたいものだ。

参考リンク:よもだそば
執筆:鷺ノ宮やよい
Photo:Rocketnews24

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