このところの「X(旧Twitter)」がヤバイ。ヤバすぎる。


もちろんSNSというものは人によって環境が全然違い、私のタイムラインだけかもしれないが、今、私のXは「過激な動画垂れ流しアプリ」と化している。


もちろんフォローしている人たちの平和なポストも表示されるし、役立つ情報も流れてくるが、おすすめ欄に、グロ・ショッキング映像が無修正で流れてくるのである。


こんなもん、教育上、いいわけがない。未成年なんてもってのほか。成人であっても精神衛生上、よろしくない。まるで明け方のトー横ばりの治安の悪さだ。

・世界を知るためにグロを見るという修行

実は昔、私は定期的に「グロ映像を見る」という修行を自分に課していた。もちろん、それには理由がある。


バックパッカーとして、そして貧乏旅行者として世界を飛び回っていた私。


「世界はこんなにも危険」
「人間はここまで残酷になれる」


という事実を自分に言い聞かせるため。


そう、あらゆる状況になっても油断せぬため、事前に「人間の最も恐ろしい状態」を学んでおこうと、見たくもないけど、無理して見続けていた時期があるのだ。


もちろんそれらは、グロ専用のサイトに投稿されている。


サイトに入るには「グロいけど大丈夫ですか」みたいなアラートが出るし、何度も「本当に見るのか」と聞いてくる。


私は、それは正しいことだと思う。


年齢を問うアダルトサイトもしかり。見たくなければ見なければいいし、見るべき立場でなければ見なければいい。それだけのこと。


・グロ映像よりも危険な考え方

とあるテレビ番組で、往年の有名グロサイト「オグリッシュ」の管理人が、海外のインタビューに答えている映像が流れたことがある。


彼の元へは「サイトを閉じろ」「教育に悪い」「つぶれろ」などという苦情が毎日のように届いていたという。


しかし彼は強い意志で、たしかこんなことを言っていた。


「嫌なら見なければいいのです。それだけなのです」と。


本当、そう思う。


もちろん違法なコンテンツや、被害者の尊厳を侵害するような映像は別の話として、「嫌だから消えろ」という自分勝手かつ自己中心的な思考の方が、ある意味、グロ映像よりも危険だと私は感じる。


注意も出ているのだから、見なければいいだけの話なのだ。


ところが。



・精神衛生上いいわけがない

少なくとも今の私のXでは、『嫌なら見るな』が通用しない。


そのまま流れてくる。


飛び降りて亡くなってしまった人の映像。街で銃に撃たれて亡くなった人。ケンカの映像。誰かを罵倒している映像……。なんならアダルトサイトそのまんまな過激映像。


どう考えても、精神衛生上よろしくない。


かつてのグロサイトやアダルトサイトであれば、それらを「よし、見るぞ」という気持ちが整った時に見ることができた。


ところが今は、アイドルの情報や、知人の生活情報、プロレスの情報……などに混じって、インドの投身自殺、溺死、感電死……などの映像が流れてくるのだ。


しかも無修正で。


こんなの良いわけないだろう。


何を考えているのだ、イーロン・マスクは。


人々がX離れするのもよくわかるし、私もXなんて見たくもないけど、アウトプットする側なので利用せざるを得なく……。


いずれにしても、Xの治安は地の果てまで落ちた。もはやグロサイトよりも治安の悪い地獄絵図。


闇バイトの募集など、犯罪につながる投稿が問題になることもあるし、いっそのこと、もっと厳しい年齢制限を設けるか、免許制にした方がいいと真剣に思う今日この頃。


──ちなみに。


この話をプロレス仲間にしたところ、「私のタイムラインはプロレスだらけで、いたって平和だよ。過激な映像? ないない!(笑)」と言われた。


一体どうして私のタイムラインはこんなに汚れてしまったのだろうか。もしもタイムラインが自分を映す鏡だとしたら……汚れているのは私自身なのかもしれない。


あなたのタイムラインは、どうですか?


執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24