この時を待っていた。サイゼリヤが『若鶏のディアボラ風』『柔らかチキンのチーズ焼き』の販売休止を発表してから約1カ月。ついに両メニューが復活を果たしたのだ。

サイゼリヤからの公式な発表はないものの、この記事を書いている2026年5月1日現在、私(あひるねこ)が訪れた店舗を含む複数の店舗で販売が再開されている。

『若鶏のディアボラ風』復活を待望していた者の一人として、まずは実物と対面する必要があるだろう。

・約1カ月ぶりの再会

3月下旬、鶏肉原料の供給不足を理由に、チキンステーキ商品の販売を一時休止することを発表したサイゼリヤ。

それから約1カ月にわたって注文できない状態が続いていたが、4月27日頃から複数の店舗で販売を再開。ネット上では歓喜の声が相次いでいる。


販売休止以降、『若鶏のディアボラ風』をこよなく愛している私は深刻なディアボラ風ロス、略して “ディアボロス” に苦しんでいた。

悲しみのあまり、「オリーブの丘」にディアボラの幻影を見たり……。


自らの手でディアボラを生み出そうとしたこともあった。


しかし、そんな虚しい日々とも今日でおさらばだ。さっそくサイゼで『若鶏のディアボラ風』の番号2402を入力!


その結果……。


きたァァァァアアアア!


こうして私は、約1カ月ぶりに『若鶏のディアボラ風』との再会を果たしたのだった。



・失って気づく大切さ

ナイフを入れた瞬間に直感する。サイゼとはディアボラであり、ディアボラこそがサイゼの象徴であると。鶏もも肉の香ばしさ、野菜の食感、そして激しく食欲をそそるガルムソース。完璧だ。


これと比べると、私が前回の記事で錬成したディアボラはディアボラにあらず。悪魔というより小悪魔である。2000年代のギャルかよ。


一度失って初めて分かる。どれだけあなたがかけがえのない存在であったかが。……と、ここで一つ気づいたことが。

そういえば私は普段から『若鶏のディアボラ風』ばかりで、『柔らかチキンのチーズ焼き』を一度も注文したことがないのだ。


所詮はディアボラの影に隠れた2番手。そんな失礼極まりない偏見を持っていたことは否定しない。しかし、今日は復活祭だ。ご祝儀代わりに、こいつも一緒に頼んでみようではないか。


というわけで第2ラウンドが始まった。


・ノーマークだったはずなのに

『柔らかチキンのチーズ焼き』はたっぷりのチーズと、ガルムソースの代わりにデミソースがかかっている。同じチキンでも圧倒的な洋食オーラ。まさにハレの食事だ。

まず、チーズの厚みがハンパではない。想像していた以上である。ある意味、ディアボラ以上に罪なルックスではないか。


チキンの肉汁と、暴力的なまでのチーズのコク、そしてそれらを重くさせすぎないデミソースの絶妙な酸味。まいったぜ、こいつぁ……ディアボラよりも計算され尽くしていやがる!


『若鶏のディアボラ風』がひたすら前へ拳を振りかざす猪突猛進タイプなら、『柔らかチキンのチーズ焼き』は眼鏡をクイッと押し上げながら的確に急所を突いてくる冷静沈着タイプだ。

なんというゴールデンコンビ感。そうか、サイゼのチキンステーキとは「バディもの」だったのか。

もはや私にとってサイゼは、『若鶏のディアボラ風』と『柔らかチキンのチーズ焼き』を交互に食べ続ける場所である。永遠にこの2品だけ頼んでいたいとすら思う。


だがしかし。現時点で今後のチキンステーキの販売がどうなるのか、ハッキリしたことは何も分かっていないのだ。



・予定は未定

ネット上では「ゴールデンウィーク限定の復活では?」という噂も飛び交っているが、店員さんにそれとなく尋ねてみたところ、笑顔でうまくはぐらかされてしまった。

サイゼリヤからも公式な発表は出ておらず、先の見通しは不透明というのが実情である。

そう、未来のことなんて分からない。だからこそ今は、この2品をひたすら食べておこうと思う。皆さんも悔いのないよう駆け抜けていただきたい。

参考リンク:サイゼリヤ
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

▼『若鶏のディアボラ風』と『柔らかチキンのチーズ焼き』が復活したのはいいが、今度は生ハムが品切れしていた。一時的だといいのだが。