めでたいことに同僚の「御花畑マリコ」が数カ月後に第一子を出産するという。私(サンジュン)の一人娘が生まれたのはもう9年前のこと。御花畑さん、どうか元気な赤ちゃんを産んでください。

さて、その御花畑とあれこれと出産や育児トークをしていたところ、どうやら色々と不安が多い様子。その不安を少しでも和らげるべく、御花畑と一緒に『池袋』に出かけることにした。

・池袋一択

私は日頃から赤ちゃんが生まれたばかりの友人たちに「3歳まで頑張れ」と伝えている。意思疎通ができるようになる3歳以前と以後では、育児のハードさがまるで違うと考えているからだ。

さらに言うと近所に頼れる親戚がいるといないでは、育児の負荷がまるで違う。私の場合は頼れる親戚が近くにいたが、御花畑はそうではないらしい。ならば育児経験のある先輩として、少しでも役に立ちたいと考えている。

そんな理由で私が御花畑と本格的な育児トークをするにあたり、選んだのは池袋。特に23区の東側に住んでいる場合、池袋は育児にメチャメチャ重宝する街だと考えているからだ。


御花畑「池袋ですか……正直、全然ピンと来ないです。ファミリーではなく若者のデートスポットってイメージですかね? なんか東京Walkerとかで紹介されてる感じの……」


なるほど、御花畑の言いたいことはよくわかる。正直、私も娘が生まれるまで池袋とはほとんど縁が無かった。ただ今では「子連れの大都市なら池袋一択」と考えている次第だ。


サンジュン「なんか池袋ってサボさん(Eテレのキャラクター)のイベントとか、プリキュアのショーとかコナンとか、何かと来るきっかけが多い街なんですよ。

それで何回か来ているうちに “池袋って子連れには最高な街だな”って思うようになったんです。まあまあ、ゆっくり案内しましょう」


・サンシャインへ

というわけで、まず向かったのはサンシャインシティ。これまで娘を連れて幾度となく足を運んだ、池袋の目玉にして最強のショッピングスポットである。


御花畑「平日なのに意外とファミリーが多い……。道幅が広いしベビーカーを押している人がたくさんいるんですね。サンシャインは駅からちょっとあるので、ほとんど来たことが無かったです」


サンジュン「週末はファミリーだらけになりますよ。サンシャインが素晴らしい理由は色々とあるんですが、特に娘が乳幼児の頃は “ベビールーム” に助けられました」


そう、サンシャインのベビールームはかなり充実しており、数の多さや広さは “テーマパーク級” と言っていいだろう。授乳やおむつ替えの際、サンシャインのベビールームには大変お世話になった。


御花畑「確かにベビールームが多いし、中も充実してますね。ベビールームとかあまり気にしてなかったかもしれません……」


サンジュン「僕も子供が生まれるまではノーマークでした。ただいざ探すと都心だと数が少なかったり、キャパが狭かったりするんですね。サンシャインはその辺りもハイレベルでクリアしてるんですよ」


・充実の店舗

お次に御花畑が気に入ったらしいのは、充実した入居店について。そう、サンシャインは「行けば欲しいものが一通り揃う」と断言していいほどお店が充実しているのだ。


御花畑「ファミリー向けのお店が多いんですね~。お金は飛んで行きそうだけど、キディランドやポケモンセンターがあるんだ」


サンジュン「ジブリ系のお店もありますし、ディズニーストアもありますよ。それと今では希少な書店があるので、絵本とかもよくここで買いました」


御花畑「くまざわ書店が入ってるのはありがたい。うちの夫婦は本が好きなので子供と一緒に本屋さんに行けるのは嬉しいです。最近、育児用品に力入れてる3COINSも、生活用品が買える無印もあるんですね~」


サンジュン「100均ならセリアもありますし、来る途中のサンシャイン通りにはダイソーもキャンドゥもあります。マジでサンシャイン一帯は一通り欲しいものが揃うんですよ」


加えて私がサンシャインをオススメしたい理由は「ベンチ」の多さ。週末は激戦であるものの、都心の商業施設では群を抜いてベンチが多いことも見逃せないポイントである。


御花畑「たしかにそうですね。ベンチがかなり多いかも。きっと子供と一緒だとちょっと座ったりできることが今より大事になるんでしょうねぇ」


・育児あれこれ

……と、一通りサンシャインを案内したところでブレイクタイム。出産を控える御花畑の話を色々と聞くことにした。


御花畑「例えば、これは買った方がいい、これはいらないみたいな大物のベビー用品はありますか? 長く使うものは良いものを、使う時期が短いものは安いのを買おうと思ってるんですけど……」


サンジュン「合う合わないがあるから一概には言えないんですが、絶対に必要なもの以外は急いで買わなくていいんじゃないですかね? 例えばベビーカーは絶対必要なので、いいやつを買ってもいいと思うんですよ。1回は軽いヤツに買い替えるんですけど。

最近はほとんどのベビーグッズがレンタル出来ますし、1回それで試してからでいいんじゃないかな~? というか、子供が生まれると否応なく物が増えますからね。それに子供の成長スピードはマッハなのでグッズの旬は全般的に短いです」


御花畑「なるほど。話は変わって、私は部屋の片付けがメッチャ苦手なんです。子供が変なもんを口に入れたり、怪我したりうっかりが起きそうで怖いです。物を置くときや家具の配置で気をつけた方がいいことはありますか?」


サンジュン「どうでしたかね……あ、テーブルの角とかあらゆる角に100均で売ってるクッションは付けてましたね。特に立ち上がってからは危険度が増すので。あとはキッチンに入って来ないように柵とかは設置してたかな?」


御花畑「ふむふむ、気を付けるしかないんですね……」


サンジュン「おそらく子供が生まれたら、適当にものを置いたりしなくなりますよ。要するに3歳までの育児って “自分の時間が1秒も無い期間” なんですね。常に子供を視界に入れておかなきゃいけないというか。

なので、口に入りそうなものは高いところに置くとか、そういう習慣が出来てくるかなー、と。もし出来るなら、生まれる前に捨てられるものは全部捨てておくといいかもしれないですね。

話は変わるんですが、うちは生後5カ月で乳児保育園に預けました。仕事も育児とは違う大変さがありますが、それでも自分の時間なので。なので友人には「なるべく早く預けた方がいいよ」と伝えてます」


御花畑「ふむふむ。そうだ、保育園に行き出すと子供が風邪をもらって来ると聞きました。看病はもちろんだけど親も具合が悪くなって大変だと……なんか対策はされてましたか?」


サンジュン「してない……というか、出来ないですよね。極端に言うと保育園で1人風邪をひくと全員風邪をひくんですよ。でもそういうものというか。気付かないだけで娘が発症のケースもあったでしょうし。

こちらの選択で保育園にお願いしている以上、そこまでは望めないかなー、と。逆にその時期が娘の免疫を育てたとポジティブに解釈してます。ただ入院となると夫婦揃っての総力戦になるので話は別なんですが……」


御花畑「なるほど~。あとうちの主人が産後3カ月くらい繁忙期で、ほとんどワンオペになりそうなんです。うちは近場に頼れる親戚もいないですし、お医者さんにも心配されてます。

調べたら区の制度で昼間はシッターさんにお願いして凌ぐ予定なんですが、どうしたもんですかね?」


サンジュン「使えるものは全部使ったらいいと思います。女性は産後鬱もありますからね。1人で抱え込まず使えるものは全部使うべきだと思います。

一方で子供と過ごせる時間って幸せな時間でもあるんですよ。最近はビビらせる風潮がありますが、基本は幸せが前提というか。でも大変なことも事実で。矛盾するようですが、幸せを噛みしめて欲しいとも思いますね」


御花畑「そう、私も楽しみではあるんです。いや、とても参考になりました」


最後に御花畑と一緒に訪れたのは南池袋公園。その昔はお世辞にも居心地の良い公園とは言えなかったが、2016年のリニューアル以降、多くの家族やカップルが訪れる都会のオアシス的なスポットになっている。


御花畑「あら、お洒落なカフェなんかあったりして。あと珍しく芝生の公園なんですね」


サンジュン「そうなんです。遊具こそ多くないんですが、子供は公園が好きですから。週末はレジャーシートを敷いてピクニックしている家族がたくさんいますよ。池袋で手っ取り早く自然を感じられる公園です」


・ブクロ最強説

先述のように子供が生まれるまで私自身「池袋」は縁が無い街であった。ただ今では新宿・渋谷・上野あたりと比較して「子連れなら池袋がブッチギリ」と確信している次第だ。


御花畑「池袋はデートスポットって雰囲気じゃないんですね~。見た感じ、ファミリー層推し活女子が共存してる感じでとても不思議でした。

推し活界隈って内部ルールが厳しいこともあって、女の子たちみんな礼儀正しいし、育児界隈もわりとルールに厳しい感じあるので、もしかして共存しやすいのかも。

子供を連れて来やすいというポイントで見ると、街の印象が大きく変わりました。今までそんなに好き度が高くない街だったけど、池袋は最高かもしれません。子供を連れて絶対にまた来ます!」


ご覧のように御花畑の不安を少しは和らげることが出来たようで一安心。お役に立てたならば何よりである。繰り返しになるが、育児は幸せな時間であることもまた事実。御花畑さん、どうか元気な赤ちゃんを産んでください。

参考リンク:池袋サンシャインシティ
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

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