年明け早々、アホな上司ことYoshioから「電動爪切り」なるアイテムを受け取った。Amazonで見つけて面白そうだから買ってみたらしい……それなら自分で使ってくれませんか。

ちなみに評価は4.2と高いが、サクラチェッカー曰く「サクラ度99%」とのこと。ですよね、どう考えたって怪しい商品ですよ。価格は2199円(2025年1月9日時点)。爪切りとしては高い。なんせ電動ですから。まあ仕方ないので使ってみた。

・電動爪切り

爪はパチン、パチンと自分で切るもの。それこそ力加減をミスったら深爪になるだろう。なんなら「最も電動にしたくないアイテム」の1つが爪切りだと言える。怖い、怖すぎる。

セット内容は、爪切り本体・充電ケーブル(USB Type-C)・クリーニングブラシ・説明書の4点。ぱっと見、ドラゴンレーダー(ドラゴンボールの位置を特定する道具)みたいなやつが電動爪切りだ。

なお、Amazonの商品ページによると同商品は「爪切り」と「爪磨き」がセットになっていて、夜間でも安心して使えるようにLEDライトを搭載しているという……無駄無駄ァァ! 夜間にライトを照らして電動で爪なんか切らない。

また「コンパクトで持ち運びに便利」などと書いてあったが、持ち運ぶなら絶対に普通の爪切りの方がいい。電動は完全にドラゴンレーダーなので。

それと「爪の硬さや好みに合わせてスピードは3段階に調整可能」とのこと。爪切りならパチンと一発……もしかしてMAXスピードはそれを超えてくるというのだろうか。だんだん興味がわいてきてしまったじゃないか。


ってか、


この溝に爪を入れるの怖ェェェエエエエエエ!

 


なんでも刃の付いたローラーが高速で回転して爪を削り取る仕組みらしい。ほぼ拷問じゃねえか。


んで、本体を回転させると「充電ポート」と「爪磨き」が順番に出てくる。


裏面にはダストボックス。削った爪がたまる仕組みだからお手入れも楽らしい。果たして……


…………


実際に使ってみた。


シュィィィィィィィン


シュィッ、シュィッ


ジジジジジ……



…………


悪くない。


・気持ちいいだと……

意外にも使えることが判明した……少なくともただのドラゴンレーダーではない。溝の奥に爪が入り過ぎることもなく、むしろ気持ちいいくらいの切り心地


とはいえ、普通に爪を切ったほうが早いし電動である意味は果てしなく感じられず



・掃除は面倒

いや、もしかしたら幼児や高齢者など1人で爪を切れない方のためのものなのかも。それと、削った爪(とくに爪磨き)が飛び散りまくるので掃除はむしろ面倒だった。使用時にティッシュは用意しておくこと。

やや中途半端な商品だが、パッケージに「New upgrade」と書いてあったし今後も進化を続けるのだろう。発明家のアイデア商品みたいだった。そっと会社の棚に戻しておきます


参考リンク:Amazon「電動爪切り」
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.