
代表的な日本昔ばなしの一つである「桃太郎」。桃から生まれた桃太郎が、イヌ・キジ・サルを仲間にして、鬼ヶ島に鬼退治に行くという日本国民なら大人から子供まで、誰もが知っている話。
その鬼ヶ島のモデルとなっている離島をご存じだろうか? それは香川県高松市にある『女木島(めぎじま)』という島だ。
そこには数々の「桃太郎の鬼退治」に関する逸話があったが、理解するほど「正義って何?」と考えさせられることになった……。
・高松港から約20分
女木島にはJR高松駅から徒歩5分の場所にある、「高松港フェリーターミナル」から行くことができる。
女木島は「男木島(おぎじま)」行きの便の経由地で1日6本、2時間に1本のペースで出航している。
フェリーの料金は往復で740円。出航時刻の30分前に乗船チケットが販売される。
無事チケットをGETして、いよいよ乗船だ。
乗船口に向かい、「めおん」というフェリーで女木島を目指す。
船内は広めで、定員は最大280名とのこと。
気持ちいい風に当たりながら進んでいると、 “リアル鬼ヶ島” こと女木島が見えてきた。
高松港を出航してから約20分で、女木島に到着する。
・バス1択
フェリーを降りて、女木島に初上陸。観光案内図が女木島ならぬ「鬼ヶ島」と表記されているという、いきなりの先制パンチを喰らった。
この島のメインの観光地は、「鬼ヶ島大洞窟」。ここに鬼の全てが詰まっていると言っても、過言ではないらしい。
その「大洞窟」に向かうべく、港に隣接している「鬼ヶ島おにの館」の中にある、大洞窟行きのバスチケットを購入する。
ちなみに「鬼ヶ島大洞窟」に行くには、徒歩かレンタサイクルかバスの3択になる。バスは往復800円だが、最初に言っておこう。ここに行くには、間違いなくバス1択だ。
その理由だが、「鬼ヶ島大洞窟」は山道を1km以上のクネクネした上り坂を進んだ先にある。これだけでも到着するだけで、ひどく体力を削られる。
そして到着してからも散策するコースによっては、数々の登り階段を歩き続ければならない。この過酷さは、のちのち説明しよう。
「鬼ヶ島おにの館」から約10分で、目的の「鬼ヶ島大洞窟」に到着。
入口では、キュートな鬼たちが迎えてくれる。
ここから、過酷で険しい「新章 桃太郎」の物語が始まる……。
・ある意味でガチの鬼だった
到着して早々、なかなかハードな階段に出くわす。これを登らないと「鬼ヶ島大洞窟」には辿り着けないらしい。
その様子を、上から見下ろす鬼が2体……。
さらに、いきなりボスっぽい鬼も姿を現した。
階段を登り終えると、案内板がある。たぶん入口は近くなのだろう。
ようやく、大洞窟の入口に到着。入場料は大人1人で600円。チケットは券売機で購入する。
ここから、いよいよ大洞窟に潜入開始だ。
入口は、頭上がかなり低く大人は かがまないと入れない高さ。腰痛持ちには、いきなり辛い洗礼が待っている。
洞窟の中に入ると灼熱だった外に比べて、ひんやりしていて気持ちいい。入口の狭さに比べて、中は広かった。
ところどころに鬼の人形が鎮座している。
さらに「オニノコ瓦」と呼ばれるアート作品も、洞窟内に散りばめられていた。
奥に進んでいくと、ここでようやく桃太郎が登場。
鬼と闘っている様子も、安心して見ていられるフォルムではあるが、この先から「正義」について考えさせられる場面に遭遇する。
まずは、鬼が会議をしているところを通り過ぎていく。
そうすると「佛間(ぶつま)」という場所がある。
ここは、鬼の所業で犠牲になった人たちが供養されている場所らしい。
その後も先に進んでいくと……
紫色の鬼が監視している。
そして奥には、誰かが幽閉されていた。
いや、マジで怖いんだが。
そんな鬼たちを桃太郎とその仲間が……
真顔でフルボッコにしている。
そして、激闘を繰り返した結果……
桃太郎も鬼も……
目がバッキバキにキマってた。
と思ったら……
なぜか、突然の和解。
目まぐるしい展開に、理解が追いつかない。えっ? 正義って何??
疑問が払拭できないまま、洞窟も佳境に近づき「鬼大将の部屋」に到着。
入口はギリギリ1人通れるくらいの狭さだ。そこを潜り抜けると……
ラスボス登場!
っていうか、あんたバスを降りて最初の階段にいた鬼じゃないの?
まぁ細かい設定はいいとして、こんなに大きい鬼を狭い入口からしか入れない部屋に、どうやって入れたのかが不思議でたまらなかった。
そんな世界に、ようやく終止符が打たれる。洞窟の先には一筋の光が差してきた。
洞窟を抜けて下界に出ると、日差しがいつもより眩しい。
そこから「鷲ヶ峰(わしがみね)展望台」に向かう。この道が、さらに険しかった。
炎天下の中、過酷な山道をヘトヘトになりながら、ようやく展望台に到着。
そこから見る景色は……
鬼ヶ島を一望できる絶景だった!
今回初めて訪れた “リアル鬼ヶ島” こと女木島。昔ばなしの世界を堪能できたが、とにかくこの島を楽しむには、体力がいることがわかった。そしてリアルな桃太郎伝説も、この島に来なければ味わえない。
そして「鬼ヶ島大洞窟」の他にも、いろんな絶景スポットや鬼にまつわる文化が盛りだくさんなので、ぜひ香川県に来たときは観光してみることをオススメするぞ!
参考リンク:鬼ヶ島観光協会
執筆:耕平
Photo:RocketNews24.
▼「大洞窟」以外にも、鬼ヶ島には数々のスポットがあるぞ!
耕平


















































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