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以前の記事で、株式会社LIGの社長あいさつについて紹介した。意識が高すぎて読み解くことができないとネットで話題になっていたので、中学生でもわかるレベルに翻訳してお伝えした。これに乗じて、私(佐藤)は意識の高い食レポに挑んでみたが、あまり賢くないので途中でルー語みたいになってしまった。

そんないわゆる意識高い感じを、ユニークに生かした投稿がネット上で話題を呼んでいる。誰もが知っている日本の昔話「桃太郎」を題材に、現在風に意識高くアレンジした『意識高い桃太郎』である。本来おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行くはずなのだが、アレンジでどうなった?

・そもそもおじいさんとおばあさんの意識が高すぎる!

この作品は、プロデューサーの柳内啓司さんがクリエーターと読者をつなぐサービス「note」に投稿したものである。冒頭を紹介すると、以下のようになっている。

「昔むかし、おじいさんとおばあさんが原宿のシェアハウスで暮らしていました。おじいさんは渋谷にブレストしに、おばあさんは中目黒にキックオフMTGしにいきました。おばあさんが中目のスタバでMacBook Airを開いてタスクをこなしていると、目黒川にドンブラコ、ドンブラコと、大きな桃が流れてきました」(note『意識高い桃太郎』より引用)

意識高けぇええ! シェアハウスに暮らす2人、彼は渋谷へブレストに。彼女は中目黒でMTG。その後、彼女はスタバでMacを開いてタスクをこなす。そこへ桃が流れてくるっておかしいだろ! ホワイ、ジャパニーズピーポーッ!

・鬼ヶ島ヒルズに鬼退治へ

この後に桃太郎が誕生する。桃太郎はクラウドファンディングできび団子を調達して、株式会社を立ち上げてイヌ・サル・キジと出会い、鬼ヶ島ヒルズに鬼を成敗しにいく訳なのだが……。

イチイチ面白い! 時々意識が高いあまりに、何の話だったか忘れてしまいそうになるのだが、完全に桃太郎である。気になる方はnoteの投稿をご覧頂きたい。鬼退治という主軸はブレないままに、意識高いまま完結している点は見事だ。漫画化すると面白そうだ。

参照元:note 『意識高い桃太郎』
執筆:佐藤英典
イラスト:Rocketnews24