先日、ドンキで買い物していたところ、男性下着売り場でビビるしかなかった。
なにせ視線の先にあったのは「シームレス」の文字。何を隠そう私、シームレスという文字をユニクロ以外で見たのは初めてだったのだ。
男性下着の最高到達点との触れ込みであるユニクロの「エアリズムウルトラシームレスボクサーブリーフ」っぽいとなれば、どんなもんか確かめたい!
・シームレスの特徴、そして圧倒的に違う部分
シームレスについて説明しておくと、このパンツは縫い目、タグ、ウエストゴムがないところ、さらに足口きりっぱなしだから締めつけられにくく、なめらかな穿き心地になっているのが特徴だ。
一言でいうなら最高のパンツ。かれこれ1年半くらい経つだろうか、私はこのパンツ以外履けない体になってしまったほど気に入っている。
……と個人的なシームレス愛はおいといて、さっそく見た目から比較していこう。パンツを取り出して横に並べてみたところ……
だいぶ似てるっ……!!
同じ黒色、同じパンツ、同じシームレスとなれば似るのは当然かもしれないものの、パッと見だとどっちがどっちか分からない。しかも、だ。
個人的に「おっ」と思ったこともあった。ユニクロ一択だったから最近のパンツ事情はよく知らないが、ドンキのパンツもなんと……
パンツの裏側部分にタグがプリントされていたのだ。コレ、わざわざ切ったりしなくていいのがありがたいんだよなぁ〜。
──とここまでひたすら似ている激似展開であるが、圧倒的に違う部分もあった。そう、何より重要な値段だ。
・履いた感想
ユニクロのシームレスは990円。対するドンキは購入した店舗だと548円……これだけでも差額があるのに3点のまとめ買いをしたら1320円になって、1枚あたり440円と半額以下。さらには6枚なら2420円(403円)と爆安になってしまうのである……!
それでいて、素材はほぼ同じ。詳しくはドンキが「ナイロン65%、ポリウレタン35%」。一方のユニクロは「ナイロン71%、ポリウレタン29%」てな感じだ。
もしこれで履き心地が大きく違わなければ……ゴクリである。はやる気持ちを抑えつつ、実際に履いてみた。
まずはユニクロのシームレス。以前よりも少しだけ腰回りがピチッとフィットする感があるものの、フワッと包み込んでくれるかのような感覚は相変わらず。
肌触りのよさはもちろん、動きやすさもあって一度経験すると他に行けなくなる中毒性がある。これぞ私を虜(とりこ)にしたシームレス。パンツとしての優秀さは今さら言うまでもない。
次にドンキ。もう結論から言ってしまうと、感覚的にはほとんど変わらないというのが本音だ。わずかな違いを述べるとしたら、股間部分を中心に全体的にゆとりがあるのが印象に残った。
あとはそうだなぁ……履いた瞬間のフワッと感はドンキの方があったような気がするくらい。とはいえ、目隠ししてパンツ当てゲームをやったら正直違いは分からない。それくらいどっちもよかった。
あとは使い込んでどうなるか。今後買うかどうかの判断材料はそのあたりになってきそうだ。
・ノーマルボクサーはどう?
ちなみに一般的に多く使われていると思われるノーマルのパンツだとどうなのか気になる人もいるだろう。よって、ボクサーパンツ(ブリーフ)も買って比べてみたところ……
本体部分の素材はユニクロ「ポリエステル88%、ポリウレタン12%」に対し、ドンキ「ポリエステル95%、ポリウレタン5%」とこちらもあまり変わらない。
履き心地はこれまた微々たる差しかなく、どちらも気持ちがいい履き心地で不満点は特になかった。ドンキはユニクロに比べて少しだけピチッとするかなといったところで、前閉じではないのがどう出るか。
あとはタグで、ユニクロがプリントタイプだったのに対し……
ドンキはそのまま。とはいえ、シームレスがすでにプリントされているから移行するのは時間の問題だろう。
──というわけで、明確に違ったのはノーマルボクサーパンツの「前閉じ」くらいと震える結果に。すでに累計販売枚数が1130万枚を突破しているというドンキのパンツはただものじゃなかった。
あくまで私個人の使用感ではあるが、パンツ選びの参考になれば幸いだ。
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.
▼ボクサーパンツのウエスト部分はドンキ「ナイロン58%、ポリエステル42%」、ユニクロ「ナイロン90%、ポリウレタン10%」
▼ドンキのドライ×ストレッチのボクサーパンツはムレ打倒派らしい