そろそろオニューのパンツでも買うかなァ〜。手持ちのユニクロ・エアリズムボクサーブリーフ(以下、ボクサーブリーフ)に穴が空いたことで、私は新しいパンツを欲していた。ただ、ここ数年は季節を問わずボクサーブリーフ一択。いつものお店で、そしていつものパンツ売り場でゲットするのが既定路線。

もちろん今回もそのつもり……が、手に取ったのは「エアリズムウルトラシームレスボクサーブリーフ(以下、シームレス)」だった。たまたま目に入って気になったので調べてみると、縫い目がなければタグもなし。さらにはウエストゴムまでないというではないか。しかもしかも……!!

・男性下着の最高到達点

その場でシームレスについてググったら、「男性下着の最高到達点」や「穿いてる感じゼロ」なんて声を見つけた。ここまで褒めちぎられているなら、ぜひ一度は自分の身で確かめてみたくなる。

さらにちょうど店内に見本もあったので触ってみると、エアリズムシリーズらしく穿き心地が良さそうな肌触り。パンツというより布切れみたいに見えるが、ユニクロだけにきっと仕上げてきているに違いない。


・穿いてみた

ちなみにシームレスは2022年の春夏モデルから登場したもの。ザックリと特徴を説明しておくと、先に書いたように縫い目、タグ、ウエストゴムがないところ、さらに足口きりっぱなしだから締めつけられにくく、なめらかな穿き心地になっているっぽい。

個人的にはいつも切っているタグがなくなっているのはありがたい。なお、ボクサーブリーフとシームレスは素材が異なり、前者はポリエステル89%、ポリウレタン11%(ウエスト部分はナイロン90%、ポリウレタン10%)で後者はナイロン71%、ポリウレタン29%となっていた。

はたしてナイロンを軸としたことがどんな効果をもたらしているのか。実際に穿いてみたら……おほほほほ〜!!!!

穿く瞬間がとてつもなく気持ちいい……!


言葉で表すならばフワッといった感じで優しく……それは優しく下半身を包み込んでくれる。そして穿いているうちにパンツを穿いている感覚は消え、自分と一体化するかのごとくフィットしてくれた。

ぶっちゃけ慣れ親しんだボクサーブリーフでも十分快適ではあるのだが、これはこれでなかなかイイものである。もちろん伸縮性もバッチリで、運動しても違和感を覚えることはまったくなかった。

唯一気になったのは、ウエストゴムがないからズリ落ちるような感覚がすること。しかし、そこはユニクロのパンツクオリティ。ウエスト部分は二重で背面側を高めに設計してあるからローライズでも腰でしっかり止まってくれた。あくまで感覚がするだけで慣れてしまえば気にならないくらいのものだ。


・エアリズムボクサーブリーフ

これで同じ990円かァ……。かなり心が動いたが、改めていつも穿いているボクサーブリーフと比較したら見えてくることもあるかもしれない。ってことで、ボクサーブリーフを穿いたら大きな違いが2つ見つかった。

1つめはズバリ、股間部分のゆとりだ。シームレスに比べて腰回り、それから全体的に締めつけ感がある(それでも快適)も、股間のゆとりは圧倒的にボクサーブリーフの勝利だった。そしてもっとも大きな違いが……

シームレスは前閉じだということである。隙間から用を足したいメンズは絶対アウトな条件だけに、事前に把握しておこう。逆に上から丸ごとブツを出す派にとっては問題ない仕様だと言える。


・まとめ

私は購入してからボクサーブリーフとシームレスを交互に使っているが、今のところどちらの働きにも満足している。ともに穿いているうちに “穿いている感” はなくなるため、どちらを気に入るかは個人の好みとなってくるだろう。

とはいえ、シームレスによって私のパンツ史に新たな1ページが刻まれたのは確か。穿く瞬間の気持ちよさに関しては男性下着の最高到達点だと言えるので、購入する際の参考になれば幸いだ。繰り返しになるがシームレスは前閉じ。そこだけはお忘れなく!

参考リンク:ユニクロ
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.

▼ボクサーブリーフの素材

▼こちらはシームレス

▼シームレスには「前閉じ」と書いてある。ちなみにケアラベル情報は生地にプリントされている