2024年6月7日(金)、ピザハットが『ギルティ裏メニュー』の発売を開始した。ピザハットによれば「商品開発チームの欲望から誕生した裏メニュー」とのことで、かなりギルティな味わいになっているようだ。
とはいえ、その発表を額面通り受け取るほど私もピュアではない。「どうせ悪ふざけなんでしょ~?」とあまり期待せずに食べてみたところ、これが正直激ウマだったのでご紹介しよう。
・ギルティ(笑)
当初私が『ギルティ裏メニュー』を信用していなかったのには理由がある。つい最近発売された「超新星☆ウメゲリータ」が、まあまあの勢いでスベっていたからだ。
大胆に梅干しを使用したピザを食べた西本記者は「思うにピザハットは、梅の力に溺れている気がする。梅さえあれば人々を魅了できると考えるあまり、加減がわからなくなっている節がある」としている。
そんなこともあり『ギルティ裏メニュー』にもさして期待していなかったのだが、実際のところは「めちゃめちゃウマかった」「純粋に味が良かった」と申し上げねばなるまい。
・両方ウマい
さて、私が食べた『ギルティ裏メニュー』は、3種類発売されているうちの2つ。「ピザのいいトコ重ねてひと口 裏Hut Melts」と「マヨチキでチキンを挟んだ 裏ピザサンド」だ。
デリバリー価格1580円の「ピザのいいトコ重ねてひと口 裏Hut Melts」は、ミートラバーを4ピース重ねた見た目もインパクト大のピザ。それにハニーマスタードソースをつけて食べる頭の悪そうなメニューである。
もう1つはデリバリー価格780円の「マヨチキでチキンを挟んだ 裏ピザサンド」で、こちらは商品名の通りチキンを直火焼テリマヨチキンで包んだ一品。また「社内で賛否を呼んだピザハット初のピザサンド」とのことだ。
要するに「ピザを重ねたピザ」と「ピザでチキンを包んだピザ」であるが、これが想像以上にウマい! 理由は悪ふざけっぽく見せかけつつ、それぞれ実は綿密な設計がされていたからである。
・マジか
まず「ピザのいいトコ重ねてひと口 裏Hut Melts」は、クリスピー生地が使用されているところがポイント。それが4段重ねになっているため、最初から最後までサクサク食感が続くのだ。
しかもピザが重なり合った状態がキープされているおかげで、中のチーズが冷めにくく最後までトロトロ! ハニーマスタードソースも味変としては大変優秀な仕事をしていた。
一方「マヨチキでチキンを挟んだ 裏ピザサンド」は、むっちりとした生地が特徴的。ピザがしっかりチキンを受け止めており、チグハグな感じがしない。まるで最初からチキンがあったかのようなナチュラルな仕上がりだ。
・No.1かも
今までピザハットをメチャメチャ食べて来たわけではないものの、個人的に『ギルティ裏メニュー』は「ピザハット史上最も美味しいピザ」と言っていいかもしれない。ピザハットさん、悪ふざけとか疑ってしまいすみませんでした。
とにもかくにも、ピザハットの『ギルティ裏メニュー』は純粋に美味しいピザなので興味がある人はぜひ1度お試しいただきたい。『ギルティ裏メニュー』は6月16日(日)までの販売だ。
参考リンク:ピザハット
執筆:P.K.サンジュン
Photo:Rocketnews24.