以前お伝えした無印良品の『炭酸にも使える保冷ボトル』と、タイガー魔法瓶の『真空断熱炭酸ボトル』はそれぞれ炭酸飲料に対応しており、なんとアルコールも可。まさに魔法のボトルだが、買うならどちらがいいのだろうか?
そこで今回は検証のため、両ボトルにビールを入れて出社。これまでの検証同様、会社で一杯やってみることにした。性能が優れているのは果たして……?
・出社前、自宅にて
「炭酸ガス抜き機構」や「安全弁」を採用することで、炭酸飲料の長時間保冷が可能になったタイガー『真空断熱炭酸ボトル』。
一方、無印『炭酸にも使える保冷ボトル』は、炭酸が抜けにくい内面ミラー加工&真空二重構造になっている。各ボトルの詳細については該当の記事をご覧あれ。
それではボトルに缶ビールを注いでいこう。ただし! ドボドボと注ぐと泡が立ちすぎて、しばらくフタが閉められなくなるので注意。静かに入れてくれ。
注ぎやすさに関しては両者互角といったところか。準備ができたら……
よし、行ってきます!
──約4時間後
・会社にて
はい、現場のあひるねこです。私はいま会社におります。ビールを入れて4時間ほどが経過しましたので、まだお昼過ぎではございますが、いつも通りそろそろ始めていこうと思います。 ではでは乾杯~~~~~! しかし、次の瞬間だった。
あ──。
・問題発生
そう、会社で飲酒検証3回目にして、ついに斜め前に座っている上司・GO羽鳥と目が合ってしまったのだ。アカン! さすがに怒られる!! これは企画の強制終了もやむなし……と思いきや。
この表情である。
・まさかのGOサイン
無言で頷き、そのまま仕事へと戻っていく羽鳥。隣で部下が酒盛りを始めようとしているのにである。そういえば前回の記事を読んだ羽鳥は、Xにこうポストしていた。
「そうだったのか。
でも全然OKだ。
ちなみにこの日の俺の水筒は、『氷入れまくりのキンキン100%リンゴジュース』だったぞ」
──聖母か何かなのか。もはやSEIBO羽鳥。こんな慈愛に満ちた上司がこの国に何人いるだろう? 水筒の中身を開示した理由はガチで謎だが、これで公式に会社で酒が飲める酒が飲める酒が飲めるぞ~。
・検証開始(乾杯)
というワケでまずは、無印のボトルをプシュッ!
カップに注ぎます。
すぐさまタイガーボトルもプシュッ!
こちらもカップに注いでいく。
どちらも勢いよく注いだのだが、泡はほぼ立たず。無印の方がわずかに泡立ちがいいかもしれない。
それでは実際に飲んでみよう。4時間経ってもウマさがキープされているのはどっちか!?
……ところが、驚くことに一口飲んだ時点で勝敗が決定してしまった。というより、カップを持った時点でハッキリ違った。そう、タイガーボトルの方が明らかに冷えているのだ。
・勝負あり
別に無印ボトルがぬるいワケではないのだが、温度キープに関してはタイガーの完全勝利だろう。では味の方はどうかというと……
正直言って、これもタイガーがぶっちぎっている。どちらもすでに微炭酸になってはいるものの、無印のビールが少々気の抜けた味わいになっているのに対し、タイガーのビールはフレッシュさを保っている。
喉にガツンとくることはないにせよ、4時間経ってもビールの風味がそこまで失われていないのはスゴイ。たまらずボトルから直で流し込んでしまった。会社で飲むビール最高ォォォォオオオオ!!
・買うならどっち?
値段は無印ボトルが税込2990円、タイガーボトルが税込6000円(購入当時)だったので、性能に差があるのは当然と言えば当然なのだが……改めてAmazon(アマゾン)を確認してみたところ、衝撃の事実が発覚した。
2024年5月23日現在、タイガー『真空断熱炭酸ボトル』(500ml)の価格は、まさかの……
税込3009円……!
マジかよ! ほぼ半額になってる!! だったら無印には悪いが、タイガーボトル一択である。タイガーの方がパーツ数が多いので、洗う手間は無印の方が少ないという点を考慮しても、タイガーの圧勝としか言いようがないだろう。
会社に秘密裏にアルコールを持ち込む際の参考になれば幸いだ。
参考リンク:タイガー魔法瓶、無印良品、Amazon「真空断熱炭酸ボトル」
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.