
昨年あたりからスーパーなどの飲料コーナーでよく見かける、見慣れたロゴなのにちょっとキザなボトルに入った「ファンタに似たなにか」。
ファンタといえばコテコテの原色パッケージに、コロンと丸いフォルム、ポップでカジュアルな飲み物の代表格だ。その真逆をいくようなこの商品は「ファンタ プレミア」という “大人向け” 飲料で、昨年から好評なのだという。
この春「オレンジ」が新登場し、さらに「グレープ」がリニューアル。恥ずかしながら、今日までその存在を知らなかった……。いったいどこがどう大人向けなのか、飲んでみようじゃないか。
・「ファンタ プレミアオレンジ」希望小売価格150円(税抜)
落ち着いたカラーリングに、リアルな果物のイラスト。全体的にシャンパンゴールドでまとめられ、おしゃれなテーブルワインのよう。いつものファンタが小学生男子だとするならば、ファンタプレミアは妖艶な大人の女性とでもいうか……。
容量はちょっと小さめ380ml。筆者も炭酸飲料で500mlは少々きついから、飲み切りやすいサイズも大人向けだな。
お団子みたいなファンタに比べ、ストレートなシルエットのファンタプレミアはすっと手に馴染む。少しザラついたボトルの質感も高級感がある。
ターゲットは30代以上の男女で、「仕事の合間のリフレッシュタイムに」というから、完全に大人を狙ってきている。
希望小売価格は150円。参考までに、筆者の購入価格はファンタ税抜78円、ファンタプレミア税抜125円だったので、およそ1.6倍。
・飲んでみる
グラスに注ぐと、どちらもシュワシュワと軽快に炭酸の音が響く。比較のために順番に飲んでみよう。
まずはいつものファンタ。いかにもケミカルでジャンクな味がたまらない!
スカッと爽快な炭酸が鼻に抜ける。果汁1%だから、ほぼ人工的に作られている味だが、甘いだけではなく独特の「苦み」や「渋み」があるのが秀逸だと思う。
米ニューヨークでは炭酸飲料が肥満のもとだとして、ドリンクサイズを制限する「ソーダ規制」なんていう条例(後に無効)もあったが、まさしく禁断の味である。
ではファンタプレミアはどうだろうか。
写真だとわかりにくいが、まず透明度が違う。光がまっすぐ抜けるクリアなファンタに対し、ファンタプレミアは少し濁り、マットなオレンジ色。
「大小2種類のオレンジパルプを使用したこだわりの新製法」「オレンジをまるごと使ったすりつぶし果汁」なのだそう。生の果実感がアピールポイントのようだ。
なるほど果汁1%のファンタに対して、ファンタプレミアは果汁16%! しかもミニッツメイドのマークがあるじゃないか。これはガチだ。炭酸飲料の地位を捨て、フルーツジュースに寄せてきている。
期待とともに1口飲んでみると……
奥深く、複雑な味がする。ファンタが画一的でフラットな味とするならば、ファンタプレミアは甘味や酸味が立体的に入り混じっているような……。
炭酸は控えめ。というか気泡がきめ細かく、炭酸が抜けやすいように感じる。「微炭酸」といってもいいくらいだ。これも仕事中に飲むことへの配慮かもしれないが、爽快感には欠ける。
たしかに美味しいが、革命的というほどではない。味は濃いけれど、そのぶん炭酸の弱いファンタって感じかな……
などと考えながら半分以上を空けたとき、ふとグラスをのぞいて気づいた。果肉がついている……。
あー!! 「飲む前に振らずにゆっくり1回ひっくり返してからお飲みください」と注意書きがある!! 果肉や果汁が沈殿するんだな。気づかなかった。
バカである。注意書きは本体のほか、キャップにもあったのだが、「ペットボトルのキャップを開ける」という人類にとってなかば自動化している動作のせいで見事にスルーしていた。まして炭酸飲料を混ぜるなんて、普段は思いつかない。
改めて、よく混ぜて飲んでみたい。
旨いっ! ツブツブとまではいかないが、手絞りのようなパルプがかすかに舌に感じられる。炭酸が強くないのは、混ぜることを見越してかもしれない。
ひと混ぜすることでシャンパンのように細かく美しい気泡が生まれ、また果肉が全体に行き渡る。飲んでいる途中でも、たまに混ぜるといいと思うぞ。果実の旨みを感じるためには、炭酸は弱くていいのだ。これはじっくりと味わう飲み物である。
・飲む前に混ぜることをお忘れなく
危なかった。そのまま飲んで「美味しいけれど普通のファンタで十分」「むしろ炭酸が足りない」などと放言するところだった。ファンタプレミアは混ぜることで真価を発揮する。
皆さんはこんなバカなことはしないと思うが、飲む前にひと混ぜ、かつ振り過ぎるとおそらく開栓時に悲劇が起こるので、適度に混ぜて楽しんで欲しい。果実感があって美味しいぞ。
参考リンク:日本コカ・コーラ株式会社
執筆:冨樫さや
Photo:RocketNews24.
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冨樫さや












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