なんでこれが一般的にならないのか? と不思議に思う郷土料理ってあると思う。私の場合、それは長崎の「ミルクセーキ」である。

半シャリ状になっていて、一般的なミルクセーキと区別して「食べるミルクセーキ」とも言われ、長崎のご当地グルメとして人気である。

むしろドリンク状のミルクセーキをほとんど見たことがないので「この世のミルクセーキはすべて長崎系の半シャリにすればいいのに……」とすら思う。

さて、そんな長崎のミルクセーキが自宅で手軽に作れる「たまごのいらないミルクセーキの素」をカルディで発見! さっそく買ってみたぞ。

・「たまごのいらないミルクセーキの素」(147円)

世界の料理だけでなく、ついにご当地メニューにも手を出してきたカルディ。ありがたや……。

以前、NHKのお菓子作り番組『グレーテルのかまど』で、長崎の老舗喫茶店がミルクセーキの作り方を紹介する回を見たことがある。

簡単そうに思えたが、作り方が独特で、氷入りの半シャリにするのはなかなか技術が必要そうだった。それが自宅で、しかも卵を使わずに作れるとは。


商品名に「長崎のミルクセーキ」とは書かれていないけど、パッケージに載っている写真は長崎の半シャリ状ミルクセーキである。


・作り方

ミルクセーキの素は3袋入り。定価147円だったので、1杯約50円と考えるとかなりコスパがいい。

作り方は超簡単。


牛乳100ccにミルクセーキの素1包を入れて


よく混ぜたら……


冷凍庫で凍らせる。(製氷皿で凍らせたほうがいいかも)



そしてミキサーにかけるだけ。

そんなに簡単にできるんかいなと思っていたのだが……ちゃんとミルクセーキっぽいものが出来上がった!


・味もなかなか

実際に食べてみる。


粉を牛乳にとかしたものなので、人工的だったり粉っぽい味がするんじゃないかと思いきや……自然。

ただ牛乳で溶いて凍らせただけなのに、かなりいいセンいっている!


ミルクセーキ欲を満たす十分なアイテムだと言えよう。

凍らせると甘さを感じづらくなるので、もうちょっと甘さがあってもいい気がした。凍らせる前に練乳を小さじ1.5くらい加えてもいいかも。

ちなみに凍らせずにそのまま飲んだり、バターを塗った食パンの上に「ミルクセーキの素」をかけて焼いたらフレンチトースト風にもなるとのこと。

まあ私はそんなアレンジはせずに、全部凍らせてミルクセーキにしちゃうと思うけど……!

長崎のミルクセーキが恋しい人にはおすすめですぞ。



【忖度ゼロ評価】
珍しい度 ★★★★☆
買い指数 ★★★☆☆

参考リンク:カルディ
執筆:御花畑マリコ
Photo:RocketNews24.