チェーン店なのにカスタマイズの幅が異常なサブウェイ。基本メニューを選んで店員さんのオススメに全部「ハイ」と答えておけば無難に注文できるけど、やろうと思ったら自分だけのサンドイッチを作ることも可能だ。

なにせ、トッピングだけでなく「野菜大盛」に代表されるようなメニューに記載されない裏オーダーにも対応してくれる。ここ1カ月、2日に1回はサブウェイで食べている私(中澤)。でも、このオーダーは思いつかなかったな

・タレコミ

そんなオーダーの存在を知ったのは読者からのタレコミである。サブウェイにハマって通ううちに自然と自分のカスタマイズオーダーが完成した私。そこで気になったのが他の人のカスタマイズだ。これ絶対、通ってる人はそれぞれの最強オーダーあるだろ

そこで自分の最強オーダーを紹介する記事のついでに聞いてみたところ多くの最強オーダーが寄せられた。ありがとうございます! そんな中で衝撃を受けたのが、今回ご紹介する以下のオーダーだ。

・前に並んでた外国人がオーダー

「サブウェイで前に並んだ外国の方がやっていて真似したら美味しかった注文

生ハム&マスカルポーネ
セサミ トースト
スライスチーズ追加
野菜抜き
ピクルス、オリーブ上限
オイル&ビネガー、塩コショウ」


──野菜抜き……!? 冒頭の通り、サブウェイと言えば野菜大盛のイメージが強いだけに盲点すぎる選択だ。その上で、ピクルス、オリーブ上限はもはや型破りにすら感じる

さらには、そこにオイル&ビネガーと塩コショウ。まだサブウェイ歴1カ月のひよっこである私にとってはソースまで渋すぎる選択だ。どんな味になるのか想像すらつかない。



・店員さんもビックリ

そこで実際に注文してみることにした。「野菜抜き」とオーダーすると、「野菜入れなくていいですか?」と聞きなおすインド系の店員さん。さらに、トッピング野菜でピクルス、オリーブ上限と言うと、「普通の野菜は入れなくていいですか?」ともう1度確認される。インド人もビックリのオーダーと言えるだろう。

だが、食べてみたところこの組み合わせはなかなか凄い。生ハムの塩辛さとピクルス、オリーブの酸味がギュッと真ん中に集まっている。その一丸になった素材の味をオイル&ビネガーと塩コショウが下支えしていて、生ハムの発酵感まで感じられるのが強烈。ワインに合いそうだ。

・サブウェイは宇宙

あえての野菜抜き。それがこんな変化を味に与えるとは。さらに、生ハム&マスカルポーネにチーズをトッピングすることによって生まれる発酵感、酸味を足すピクルス・オリーブ上限、オイル&ビネガー、塩コショウと、全てのオーダーに説得力がある

このオーダーなら野菜抜きにするのもアリだ。野菜抜きにすることに、それくらいの文脈を感じた「前に並んでた外国人オーダー」。また1つ、サブウェイの深淵を知った気分である。

執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

▼店員さんも聞き直すオーダーだ