埼玉県民から「だうどん」や「だーうー」などと呼ばれている山田うどん。県内を中心に約160店舗を展開している大人気うどんチェーンだ。簡単にいうと、安くてうまいのが特徴。2021年にオープンしたタンメン専門店「埼玉タンメン山田太郎」も好評である。

そして今回訪れたのは “進化した山田うどん” こと「県民酒場ダウドン」。つまり山田うどんの居酒屋版ってこと。そんなもん埼玉県民なら行くしかねえだろ……ってことで、行ってきましたァァアアアアアアアア!

・県民酒場ダウドン

やってきたのは、西武池袋線の清瀬駅。北口から30秒もかからない場所に「県民酒場ダウドン」がある。ちなみに清瀬駅があるのは東京都清瀬市。埼玉ではなく東京に1号店があるのは結構意外。このまま勢力を拡大して全国に展開してほしいぞ……と入店前に思いました。

というのも、うどんチェーンの居酒屋は期待値が高いウエストの居酒屋メニューもめっちゃうまかった。うどん出汁をそのまま使ったメニューにハズレはないしシメのメニューも豊富。山田うどんにも期待していいだろう。

ちなみに営業時間は10時から23時までで「15時までは朝・昼の部」「16時以降は夜の部」となる。んで、毎日16時〜19時はハッピーアワーとなり、生ビール、レモンサワー(4種)、ハイボール各種が半額になるそうだ。


・いただきます

そんなわけで17時過ぎに入店した私は、まず「生ビール(490円が半額)」と「串カツバスケット(680円)」を注文した。串カツは「ダシ酢」をかけて食べるのがオススメだという。いきなり出汁キタァァ!


ダシ酢とは、濃縮したうどんつゆと穀物酢をあわせた「ダウドン特製の万能調味料」らしい。んで、このダシ酢が驚くほどまろやかで、串カツにメチャメチャ合う。さっぱり爽やかに食べられるのだ。そこまで酸味がないから使いやすい。


聞けば「餃子や唐揚げにも合います」とのことだったので……名物「ダシ葱餃子(6個390円)」と「鶏カラ天(5個580円)」も注文した。餃子は15時以降限定のメニュー。鉄鍋で羽根付きで登場した。もちもちしていてうまい。ダシ酢に合うし、柚子胡椒との相性も抜群だ。


鶏カラ天は片側が「から揚げ」で、もう片側が「天ぷら」。サクッとフワッの両方が楽しめる。やはりダシ酢につけて食べるのがうまい。さっきからダシ酢に圧倒されまくりである。万能過ぎィィ!


シメはもちろんうどん。数あるメニューの中から期間限定の「鶏ごぼうと黒舞茸のあんかけうどん(750円)」をお願いした。別皿で登場したのはダシ酢ではなく……ごま油。いいですねぇ〜。


さすがダウドン、これは居酒屋では食べられない本格うどんである。黒舞茸は芳醇な香りとシャキシャキとした食感が特徴だという。ぎゅっと噛むと中から濃厚な香りと旨味があふれ出す。しみますなァ〜。


意外だったのは、うどんにコシがあること。山田といえばふんわり柔らかいイメージだったが、あえてコシのあるうどんを提供しているという。なるほど進化系ということか……うまかったぞ。大満足!

ちなみに夜の部は、居酒屋としてはもちろんうどんメインでも楽しめるから仕事帰りのビジネスマンだけでなく家族連れも多かったぞ。駅近で使い勝手はかなり良いので、機会があれば埼玉の誇り「県民酒場ダウドン」に足を運んでみてほしい。その際はぜひダシ酢をお試しあれ!


・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名:県民酒場ダウドン
住所:東京都清瀬市元町1-2-7
時間:10:00〜23:00 (朝・昼10:00〜15:00 / 夜16:00〜23:00)

執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.

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