約1カ月前、ワークマンの「春夏新製品発表会」に足を運んで注目アイテムを色々チェックしてきたのだが、シューズコーナーの担当者が「これはマジでヤバいです」と言っていたのが2900円の「ハイバウンスバラストWALK」だ。

つまり “ワークマンの最新ウォーキングシューズ” である。つい先日、原田記者が取り上げたウォーキングシューズは定番中の定番。同じ価格でスーパー進化したのがハイバウンスバラストWALKとのこと。一体どう進化したのかと言うと……

・ワークマンのウォーキングシューズ

ワークマンのウォーキングシューズといえば、軽くて前に進みやすいのが最大の特徴。つま先が反っているから、歩いていると足が自然と前に出るような感覚があるのだ。いわゆる推進力というやつ。またクッション性にも優れている。

では、最新版では何がプラスされたのか……ズバリ言ってしまうと「安定性」と「ECO」。まずは安定性。靴底裏面に埋め込まれているのが……

「スタビライザー」である!


土踏まずの位置にシルバーのプレートのようなものが見えるだろう。それがスタビライザーだ。担当者曰く「ウォーキングにおいて、足ブレが疲れの原因の1つ」とのこと。

実際に履いてみるとよく分かる。土踏まずがカチッと固定されることで、片足立ちでも安定感が生まれるのだ。フラつきが抑えられるので、よく歩く人ほど効果が実感できるだろう。

そして細かいところを見ていくと、アッパー(上)部分の素材は、通気性の良いポリエステルメッシュと2種類のPU(ポリウレタン)生地を組み合わせたもの。

かかととつま先にはリフレクター(反射材)も装備されている。これまでのものと比べて、見た目も都会的に進化したのではないだろうか。


・中国の工場の近くに……

つづいてECOについて。かかと部分に注目だ。エコのイメージカラー「緑色」のパーツが見えるだろう。

「緑」の正体は、バウンステック(BounceTECH)と呼ばれる、ワークマン独自の高反発素材。タグには「約15%の植物由来デンプンを使用したECOモデル」と書いてあるがチト分かりにくい。


何を使っているのかというと……

トウモロコシ(の使わない部分)である!


なぜトウモロコシなのか……担当者に尋ねたところ「中国の工場の近くにトウモロコシ農場があるから」だという。すげーシンプル。つまり、かかと部分に「緑」が見えていれば、トウモロコシだ。「赤」はトウモロコシを使っていない。覚えておくこと。


バウンステックの反発力も現場で確認した。最近は高反発性のシューズが好まれる傾向にあるのでよく売れると思う。サイズは24.5cm〜28cmでメンズサイズのみなのが残念。



今まで通り、軽くてクッション性が高いうえに安定感も抜群。ウォーキングを日課にしている方は、試しに履いてみてはどうだろうか。この歩きやすさで2900円という安さに驚くはずだ。仕事用にもいいかもね。それではまた!


執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.